茨城キリスト教大学

2017年度明知大学校への海外留学生 HT 12月分報告書

【韓国】明知大学校
H.T.(文化交流学科)
at Myongji University 【Korea】

안녕하세요.
最近では気温が氷点下を下回ることが当たり前になりました。朝起きると雪や氷が残っていることも多々あります。日中もそうですが、夕方から夜にかけては本当に冷え込むので、留学の際には暖かいダウンを準備することをおすすめします(韓国ではこの時期になるとペディンと呼ばれるダウンが販売されるので、韓国で買うことも可能です)。今月はクロージングセレモニーや期末考査、寮の引っ越しなどがありました。今回の報告書ではこれらを中心にお伝えしたいと思います。

<クロージングセレモニー>

12月1日に今学期いっぱいで帰国する留学生を対象としたクロージングセレモニーが行われました。ここでは、国際交流処の先生から、帰国までの間に行わなければならない手続きの説明や成績証明書、冬期休暇の注意点などについての説明を受けました。主な注意点としては、完全帰国の日程と航空券が決まったら国際交流院に連絡すること、成績証明書の発行は原則1人1枚まで(自国の大学に国際交流院から直接送っていただける方式)、寮の最終退寮日は2018年2月17日だけれど、明知大学校としての最終完全帰国日は2月14日であること(2017年度の場合)、帰国までに携帯電話と銀行口座を解約することなどがありました。携帯電話の解約については、契約方法によっては必要ない場合もありますが、銀行口座については必ず解約する必要があります。大学で契約した하나銀行の場合は、大学内にある하나銀行にて手続き可能です。また、私の場合は携帯電話の解約は必要ありませんでした。

国際交流処の先生からの説明の後は、オウラミによるイベントがありました。KIDというオウラミメンバーで構成されたダンスグループによるダンスと歌の発表、○×ゲーム、オウラミによる表彰式などが行われました。また、オウラミへのメッセージを書いた紙飛行機を飛ばす企画もありました。最後は参加者全員でビザやチキンを食べました。その後は参加希望者のみダイニングバーで2次会が行われました。この2次会が今学期最後のオウラミによるイベントだったのですが、レポートやテストが控えていたので参加せず、ルームメイトと勉強をしていました。

<期末考査について>

・글쓰기(ライティング)

中間考査と同様に記述式の試験でした。試験範囲は教科書3課分でした。授業で習った文法や文章を要約する問題の他、レポートの際の引用の書き方に関する問題が多く出題されました。最後には、数行程度の作文の問題も出題されました。試験時間は約1時間で、終わった人から退出することができます。

この授業は試験の他に課題としてグループワークでのレポートとプレゼンテーションがありました。テーマは自由で先生にテーマとしてふさわしいか確認して頂いてから書き始めます。私たちのグループはキットカットの輸出事業からみたグローカリゼーションの変遷についてまとめました。他のグループは人工知能についてや、社会背景から見た韓中における休学の違いなどについてまとめていました。また、グループの中で代表者1人がパワーポイントを用いたプレゼンテーションを行います。

・한국어 중급1(韓国語中級1)

記述式の試験で試験範囲は教科書とワークそれぞれ3課から5課まででした。中間試験と同様に、他の教科書やワークに比べてページ数が多いので、試験勉強に少し時間がかかりました。

・한국어 중급2(韓国語中級2)

記述式の試験で、試験範囲は教科書とワークそれぞれ7課から15課まででした。選択問題も複数題ありました。また、この試験では教科書やワークの他に연어という連語に関する問題も出題予定でした(当日に出題されないことに決まりました)。

・한국어 고급2(韓国語上級2)

記述式の試験で、試験範囲は教科書7課から9課まででした。この試験では、文章構成に関する問題と短い作文問題、最後にA4用紙1枚程度の長さの作文問題がありました。教科書の内容の他にTOPIK51~53番の問題が出題されました。また、관용구という慣用句の選択問題や短い文章作成の問題も出題されました。

<冬期休暇中の寮について>

冬期休暇が始まるにあたって寮では引っ越しが行われます。寮の事務室で直接申請し、さらにBANDに届く申請書も記入する必要がありました(夏期休暇の際は寮の事務室のみに申請しました)。申請書には希望するルームメイトを記入する欄があるので、記入しておくと基本的には同室になることが可能です。寮費と購入形態は以下の通りです。

*寮費と購入形態について*

① 4週単位(12/18~1/15)で購入
  2人部屋:₩292.000/4人部屋:₩216.000

② 8週単位(12/18~2/11)で購入
  2人部屋:₩568.000/4人部屋:₩414.000

③ 1日単位で購入
  4人部屋:₩12.000

④ ①②③を組み合わせて購入

引っ越しの際には前期と同様に、片付け後に部屋のチェックを受ける必要があります。その際、保障金の₩20000とトイレットペーパーを受け取ることができます。引っ越しは大抵13時に開始なのですが、寮生全員が一斉に引っ越しをするので、事前に少しずつ荷物をまとめておくことをおすすめします。引っ越しは決まった日の13時から16時の間にしなければならないのですが、寮内の掲示板や放送、BANDを確認しておらず引っ越しをし忘れた留学生もいました。自分が住んでいた部屋に新しく引っ越してくる人にも、自分の引っ越し先のルームメイトにも大変な迷惑になってしまうので、スムーズな引っ越しができるよう、案内やお知らせは必ず確認するよう日頃から心がけることをおすすめします。また、引っ越し後に校内での結核検査がありました。引っ越しのたびに検査を受ける必要があります。検査自体は検診車のなかで簡単な書類を記入し、レントゲンを撮るだけで5分もせずに終了しました。

*冬期休暇中の注意点*

休暇中は週に1度の点呼はありません。しかし、外泊する場合は寮の事務室にて申請書を記入する必要があります。また、一度帰国する場合や韓国を離れる場合は国際交流院に事前に報告する必要があります。

<友人たちのお見送り>

留学生の多くは12月に完全帰国します。他の日本人留学生も12月中に帰国するとのことでした。私の友人たちも例外でなく、5回も空港に見送りに行きました。前期の終わりにも感じたことですが、留学に来て一番寂しいことが友人たちといったんお別れをしなければならないことです。日本や韓国のように、比較的短時間での行き来が可能で会いに行くことがそこまで難しくない友人もいますが、約40時間かけて韓国へ来た友人もいて、すぐに会うことが難しいのでお見送りの当日はとても寂しかったです。ですが、お見送りに行って一緒に食事をしたり、手紙やプレゼント交換をしたりすることができたので良かったです。

<カード類の注意点について>

私は留学するにあたって、クレジットカードの他にキャッシュパスポートを作って持ってきました。銀行への送金よりも手数料はかかりますが、届く日数が早いので時々利用していました。ですが、カードの不具合でATMに反応せず、使えない時期がありました。カード会社からスムーズな対応を得られるように、出発前に日本の家族にもカード番号や暗証番号、緊急連絡先を残しておくことをおすすめします。私はキャッシュパスポートの他に、現金(日本円)とクレジットカード、하나銀行の口座(韓国)を持っていました。そのため、すぐに現金もカードも使えて便利でした。留学に来る際には、日本と韓国間の送金(お金を使う・受け取る)方法を何パターンか準備しておくと安心だと思います。

今月は試験や引っ越しがあったり、友人たちのお別れ会やお見送りがあったりと忙しくもあり、寂しくもある月でした。多くの友人たちが帰国してしまった一方で、前期に一緒に留学していた友人たちと韓国や日本で遊ぶ予定があるのでその日を楽しみに待とうと思います。また、来月は韓国で最後のTOPIK試験もあるのでそれらを中心にお伝えしたいと思います。감사합니다.

COEX アクアリウムにて
学校前の食堂にて