茨城キリスト教大学

2017年度明知大学校への海外留学生 HT 11月分報告書

【韓国】明知大学校
H.T.(文化交流学科)
at Myongji University 【Korea】

안녕하세요.
この頃の韓国では氷点下を下回る気温が続いています。11月から日本でいう「冬」のような寒さの日が始まりました(茨城でいうと1月頃の寒さに感じます)。さらに、韓国では初雪が降りました。雪が降らない国からきた友人たちは初めての雪に喜んでいました。今月はソウル郊外に出かけたり、K-リーグを観戦しに行ったりしました。今回の報告書では上記の他、中間考査とTOPIKについてもお伝えしたいと思います。

<中間考査について>

・글쓰기(ライティング)

記述式の試験で試験範囲は教科書半分程度でした。授業で習った略語や文法の問題の他、文章構成に関する問題が出題されました。また、最後に数行程度の作文の問題も出題されました。試験時間は約1時間で、終わった人から退出することができます。

・한국어 중급1(韓国語中級1)

記述式の試験で試験範囲は教科書とワークからでした。選択式の問題もありました。他の教科書やワークに比べてページ数が多いので、試験勉強に少し時間がかかりました。

・한국어 중급2(韓国語中級2)

記述式の試験で、試験範囲は教科書とワークそれぞれ1課から6課まででした。この試験は他の試験に比べると教科書に忠実だったように感じます。
また、この授業では試験の他に、レポート課題がありました。テーマは自由で3600字以上、定義の説明や考えの根拠となる引用の記載、自分の考えなどを書く必要があります。形式や引用の書き方など細かく決められていましたが、書き方を教えてもらうというよりは一度書いて訂正してもらいながら書き方を覚えるといった流れでした。

・한국어 고급2(韓国語上級2)

記述式の試験で、試験範囲は教科書1課から6課まででした。この試験では、定義の説明文を韓国語で書く問題や文章構成に関する問題と短い作文問題、最後にA4用紙1枚程度の長さの作文問題がありました。最後の作文問題は授業で扱ったことの無いテーマが出題されることもあり、他の試験に比べて、内容も難しく感じました。

<TOPIKについて>

韓国で初めてTOPIKを受けました。初めに、申請方法を説明します。BNADに試験に関するお知らせが届くので、受験したい場合は直接、国際交流院で申し込みをします。この時に必要となるものは、申請書、顔写真、外国人登録証、受験料です。TOPIKⅡの試験時間は聞き取り・書き取りが110分、読み取りが70分です。30分の休憩時間があるので、廊下に設置されているブースで持ち込んだものを食べることも可能です。試験の際に必要なものは、受験票、外国人登録証などの身分証明書、修正テープです。修正テープは借りることもできますが、間違える度に係の人に来てもらい消したら返すという仕組みなので、時間がかかっていします。なので、必ず修正テープを持参することをおすすめします。ペンについては、TOPIK指定のペンがあり、試験当日に貰うことができます。太字と細字があり、試験内容によって使用するタイプが異なるので注意してください。ペンは試験後に持ち帰りが可能です。また、スマートフォンなどの電子機器は事前に回収されました。

<광명(光明)観光について>

韓国人の友人と留学生の友人たちと一緒に광명(光明)観光に行きました。광명はソウルから電車で約50分のところにある京畿道に位置しています。ソウル郊外の観光地としても人気のある광명には、가학광산동굴(駕鶴鉱山洞窟)という鉱山内の洞窟を利用したテーマパークがあります。洞窟内にはイルミネーションやLEDライトを用いた光のオブジェ、アクアリウムやお化け屋敷、伝統公演やミュージカルを鑑賞できる「洞窟文化芸術公演」の他、洞窟の温度を利用して天然のワインセラーとしている「ワイン洞窟」などがあります。また、この洞窟は朝鮮戦争勃発後、逃げ遅れた住民たちの避難所としても使われた場所である他、日本とも関係のある場所で、歴史を感じることのできる施設でもあります。関心のある方はぜひ、見学に行ってみてください。交通手段としては電車以外にバスとKTXがあります。また、この日は初めてタイ料理を食べました。現地の人が作っているお店で、タイ人のお客さんも多くみられました。日本食や中国料理はもちろんのこと、ベトナム料理やドイツ料理といった多国籍な料理を食べられるお店が多くあるので、留学生の友人とその国の料理を食べに行くのも楽しいです。

<K-リーグ観戦について>

FCソウル対FC済州の試合を観戦してきました。ソウルワールドカップ競技場は、学校からバス1本で約25分で行くことができます。ここはFCソウルのホームである他、2002年のワールドカップが行われた場所でもあり、博物館も併設されています。その他にもホームプラスやCGVが併設されており、近くにはワールドカップ公園があります。ワールドカップ公園は5つの公園からなっており、そのうちの1つであるノウル公園はソウルの街並みを一望でき、ソウルで一番綺麗な夕日を見ることができると有名なスポットです。サッカー観戦のチケットを購入する際には、会場にあるチケット売り場にて開場の2時間前から当日券の購入が可能です。一般席は大人1人14000wでした。また、競技場の前ではステーキやピザ、焼きそばやお好み焼きなどの食べ物を買うことができる「FCソウル フードパーク」が設けられており、その場で食べることも、会場に持ち込んで食べることも可能です。チキンを買ってきて食べている人やCGVのポップコーンを買ってきて食べている人もいました。

FCソウルには「守護神(スホシン)」と呼ばれるサポーターがいて、大きな旗や太鼓を用いて盛大に応援していました。一般のお客さんにも応援グッズを配っていたり、応援方法を教えてくれたりと、とても盛り上がっていました。また、外国人のお客さんも多く見受けられました。この日は3:2でFCソウルが勝利を収めました。さらに、この日はシーズンラストだったこともあり、試合終了後、サポーターはグラウンドに降りて選手ひとりひとりとハイタッチができるというイベントも行われました。久しぶりに競技場でサッカーの試合を観戦することができて、とても楽しかったです。また、大きな声を出すことができるので気分転換にもおすすめです。

<ソウルランタンフェスティバルについて>

11月3日から11月19日にかけてソウルランタンフェスティバルが開催されました。このお祭りでは、ソウル清渓広場から観水橋一帯までの清渓川の周辺にテーマごとのランタンが展示されます。韓国の伝統行燈と現代技術のLEDなど約600個の明かりが清渓川に灯されます。今年はオリンピックをテーマにしたランタンの展示が多くありました。また、このイベントでは、灯篭に願いを書いて実際に流すなど、日本の灯篭流しのような体験プログラムに参加することもできます。

今月は韓国人や留学生の友人とでかけたり、友人の誕生日パーティーが複数回あったりと楽しみつつもあっという間に過ぎて行ったように感じます。来月はクロージングセレモニーが行われる他、期末考査や寮の引っ越しなどがあるので、それらを中心にお伝えしたいと思います。감사합니다.