茨城キリスト教大学

2017年度リンネ大学への海外留学生 AY 12月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
A. Y.(現代英語学科)
Linnaeus University【SE】

12月のスウェーデンは冬、朝起きて窓の外を見ると周りは雪で覆われています。外はマイナスの世界で道路が凍っており、自転車で出かけるには注意して乗らないといけません。友達の何人かは道路が危険な日や冬の時期は定期券を買ってバスを使っています。私の場合、授業が数回しかないので、定期券を買わず歩いて学校へ行くか雪の降っていない日は自転車を使っています。

12月に入り、授業も終わりに少しずつ近づいてきました。この頃になると、クリスマスシーズンや年末年始をどう過ごすか、みんなで話す機会が増えてきました。私はドイツにあるクリスマーケットがとても見たかったので、2ヶ月前に友達と早めに航空券を予約しました。ヨーロッパ圏内を旅行するのに、私は格安航空を利用していて、学生割引もあるのでとても安く気軽に旅行に行けます。この時期はどこの航空会社も高いので、早めに予約しておくと少し安い値段で買えるのでお勧めします。

旅行に行く前に、最後に大きな課題が2つ出されていて、帰ってからでは時間がないので少し終わらせてから旅行に出ることにしました。それでもやはり最後のレポートは文字数が多く、また、内容が難しいものとなっているのでこれから終わらせるのに苦労しますが、最後のミッションだと思って全力で取り組みたいと思います。

最近フレンドファミリーと時間がなかなか合わず、今月は2回しか会えませんでした。1回目はクリスマスシーズンが始まるときに行われるお祝い、ルチアというイベントがあり、フレンドファミリーと一緒に参加しました。そこでは軽食を出してくれてスウェーデンの伝統的なミルクご飯を食べました。シナモンと食べるのが主流みたいで、初めて見た時は日本のお粥をイメージしていたので、一口食べた時は甘くてかなり驚きました。正直、私の口には合いませんでしたが、周りのスウェーデン人や留学生たちは美味しそうに食べていたので、デザートにはいい食べ物だと思います。スウェーデンに来てちゃんとした伝統的な食べ物を食べたのは初めてで、いい経験をさせていただきました。

食事が終わると、一番の大イベント、ルチアの合唱がありました。ルチアとはキリスト教の聖人で、このイベントは聖名祝日を祝う行事です。少女たちが白いドレスのような正装をし、ロウソクの冠を被ってロウソクを手に持ち歌いながら部屋に入ってきます。とても声が綺麗なので感動しました。毎年ベクショーの街でも開催され、日本にはない習慣なのでスウェーデンに来たら見に行くべきだと思います。

留学生活も5ヶ月が過ぎようとしていて、日本に帰国する日が近づくたびにスウェーデンが恋しくなります。私はここでたくさんの人々に出会い、たくさんの経験をさせていただきました。多国籍な寮生活は日本とは違う文化を学ぶのにとても適していて、すれ違うこともありますが、お互いを尊重し合って共同生活することは私にとってとてもいい経験をさせていただきました。寮生と共に過ごした時間がとても長く、彼らから学んだことは私にとってこれからの将来に繋がっていくのだと思います。残り1ヶ月を切りますが、1日1日を大切にすることを意識しながら過ごそうと思います。