茨城キリスト教大学

2017年度リンネ大学への海外留学生 AY 11月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
A. Y.(現代英語学科)
Linnaeus University【SE】

こちらに来てから初雪がみられ、本格的に冬が来たのだと知らされます。学校へ行くのにいつも自転車を使っていましたが、道路が凍って何人かの友達が自転車から落ちたと聞いたので、危険な日は駅から出ているバスを利用しようと思います。服装はコートの中にセーターやヒートテックなどを重ね着し、外に出るときは手袋とマフラーは欠かせないものになっています。

こちらに来てから3ヶ月が経ち、スウェーデン生活にはすっかり慣れ、何か困った時は日本では当たり前ですが、自分で交渉したり解決することが出来るようになってきました。この間VISが企画するラップランドの旅行の申し込みをしたのですが、遅れて申し込みをしたのでメールと電話でやり取りしながら交渉し、行けることになりました。電話越しの英語の会話の機会が滅多になく、自分は電話だと英語が聞き取りづらく緊張して上手く話せないという弱点に気づきました。自分の苦手な点を見つけられたことは、これから何をするかに繋がってくると思います。

11月は私にとって1番忙しい時期であり、9、10月に比べると授業が多くきつきつのスケジュールになっていました。それに対して周りの留学生たちは授業が少なく、旅行に行ったりしていたので、授業の内容は興味深いですがその中で勉強に集中することは私にとって少し苦に感じました。しかし、自分の能力の足りなさを今までで実感しているので、それをバネに頑張れたと思います。

私は11月でBeginner’s Swedish Part2、 Introduction to English Linguistics and English Language History、Music and Visual Art in Sweden、そして興味があって追加した授業Sport, Organization and Societyの4つの授業をとっています。

Beginner’s Swedish Part2はPart1に比べてかなり難しくなり、授業に参加して問題を解くことで精いっぱいです。先生に質問したり答えることは少し時間がかかりますが、先生が丁寧に優しく教えてくれ、私の発音を丁寧に直してくれます。テストの日がラップランドの旅行と重なっているので、来月にある再試験を受けようと思っています。ただ、内容が多く、とても1人では出来そうにないので、同じ授業をとっている留学生やスウェーデン人のバディーの手を借りてテスト勉強をしようと思います。

また、Introduction to English Linguistics and English Language Historyの授業はIntroduction to English Linguisticsのセッションが終わり、Introduction to English Language History が始まり先生が変わったのですが、少し癖のある英語を話すのでたまに聞き取れないことがあります。ブリティッシュ英語に近い英語を話すので、スウェーデンに来てから一番聞き取りにくい先生かもしれません。今までアメリカ英語や留学生の英語を聞いていたので、新しい感覚に少しワクワクしている感じです。この授業は課題が2つあり、この間25問の質問に答える1つ目の課題が出ました。テキストと授業で使ったスライド、または資料を読まなければいけないのですが、とても量が多く、締め切りに追われながら懸命に1つずつ頑張っています。

Music and Visual Art in Swedenの授業は講義形式で、先生の話を必死に聞き取ることが大事な授業です。スウェーデンの歴史的なものや現代的なものの音楽とアートを学ぶ授業で、私にとって新しい分野になるのでとても興味深いです。この授業は全授業後にテストがあり、家でやってきて期限までに提出するものです。まだ内容は公開されていないので分かりませんが、少しずつテキストなどを読み進めようと考えています。

Sport, Organization and Societyの授業はスウェーデンのスポーツや社会を学ぶ授業で、また、自分の国とスウェーデンを比較する授業です。外に出ると老若男女問わずランニングや散歩、公園では子どもたちが遊んでいます。福祉国家ということもあり、健康に関して意識が高いのだと感じられます。この授業はテストが2つあり、1つ目はスウェーデンと自分の国のスポーツやスポーツ社会についての比較のプレゼンテーションとディスカッションをする課題が出ました。グループ活動なので、メンバーと協力しながらよいプレゼンテーションになるよう努めたいと思います。

ドイツに留学してる友達がスウェーデンに遊びに来るということで、一緒にストックホルムを観光しました。ストックホルムはスウェーデンの首都で教会や大聖堂、有名な図書館、博物館など建物が古いものから新しいものまであり、観光スポットとしてはとても素敵なところだと思いました。ジブリ作品の舞台にもなっているので、興味がある人はぜひオススメします。私たちが行ったその日は11月最後の週末で、ブラックフライデーだったので、ほとんどのお店で商品が割引されていました。日本ではブラックフライデー制度を取り入れていないお店がほとんどだと思うのですが、こちらの人はこの時期を狙って大きな買い物をする人が見られます。私も靴が欲しかったので、これを機に購入しましました。とても充実した2日間を送りました。

私はVISの企画でラップランド旅行に参加しました。11月27日から12月4日の8日間の旅行で、フィンランドのラップランドで自然を楽しんだり、スキーやスノーボード、ハスキーに乗ったりとたくさんのアクティビティを体験しました。スウェーデンは北欧であり寒い国ではありますが、フィンランドのラップランドはもっと北に位置し、私が行った時は−5℃で完全に防寒しないと指などが凍ってしまいます。この旅行の間にノルウェーに行くツアーがありそこは−18℃まで下がっていました。日本の冬と比べられないくらい極寒で、いい体験をさせていただきました。この旅行でたくさんの経験をさせていただき、また、たくさんの留学生と関われたことに感謝しています。

あっという間にここにいられる時間も2ヶ月を切りました。12月は11月に比べて授業は減りますが、課題とテスト勉強に追われる日々になりそうです。1日1日を大切にして、毎日ここの貴重な時間を有効に活用したいと思います。

ストックホルムにあるガムラスタンで最も細い道モーテン・トローツィグ・グレン
ラップランド行く途中のヘルシンキでみんなで撮った写真