茨城キリスト教大学

2024年度新羅大学校への海外留学生 AT11月分報告書

【韓国】新羅大学校
A.T.(現代英語学科)
Silla University【KR】

2024年度 11月分報告書

いよいよ11月も終盤にかかり、2024年最後の月に差し掛かろうとしています。

11月中盤まではヒートテックやダウンなんて着ることもなかった天気でしたが、やはり11月後半になった今は、一気に寒くなり、街中でも多くの人がコートやペディン、マフラーをしている様子が見られます。私も日本から持ってきたダウンを急いで出しましたが、韓国で新しいものを買おうか悩んでいます。

今月は先月に比べて学校行事がほとんどなかった日々でした。

中間テストも終わったということで、私は知人に誘われてプチ旅行に出かけました。行先は『경주(慶州)』という、釜山のバスターミナルから高速バスに乗って1時間ほどで着く場所です。私が新羅大学に来てよかったと思った点があります。それは、最寄りの駅に高速ターミナルがあることです。そのおかげで韓国の大抵の場所に向かうバスにそこから乗れるのです。私も今回初めて高速バスを利用して良かったので、これからもっといろんな場所に行こうと思いました。
慶州の話に戻りますが、慶州という街は歴史文化都市とされていて、観光地としても有名な場所です。歴史的な建物があるためきれいな街並みでした。まず慶州と言ったら食べ歩きで有名な通りに行きました。韓国の伝統的なお菓子である薬菓を食べました。甘くてクッキーのようにしっとりしていて、味は主にシナモンです。生ものであるため賞味期限が次の日まででしたが、持ち帰り用にも買いました。また慶州では慶州パンが有名だそうです。中に餡子が入っていて饅頭のようでした。もとは皇南パンというもので1939年に生み出されたものでしたが、職人が同じようなものを慶州で作り上げたため慶州パンとなったそうです。焼きたてがすごくおいしかったので餡子好きの方は是非焼きたてを食べてほしいです。暗くなってから『瞻星台』という昔の天文台を見に行きました。石が362個重ねて作られていて、陰暦の1年の日数を表しているそうです。周りには季節によって変わる花が咲いており、とてもきれいでした。それから『東宮と月池』という宮殿に行きました。この場所も歴史的建物の一つで、新羅時代の王子たちが住んでいた宮殿で国の慶事があるときに宴会を開く場所でもあったそうです。実際とてもきれいで、ライトアップされていたのですごく豪華に見えました。韓国の歴史について慶州を通して学べたので、いい機会になったなと感じました。

韓国に3か月暮らしてみて、実際感じた韓国の素敵な文化や人柄について話していこうと思います。

まず、バスに降りたときのバスの運転手さんの言葉にいいなと思った言葉があります。私が降りてありがとうございましたと言うと「좋은 하루 보내세요.(良い一日を過ごしてください。)」と言ってくれました。普段日本にいてもこのように言われた機会があまりなかったので、感動しました。たまたまバスに乗った乗客でしたがその一言を言う文化と人柄の良さが素敵だなと思いました。

それから、韓国人の友達とごはん屋さんで会計をしてお店を出るときに、

「많이 파세요(たくさん売ってください)」と友達がお店の人に言っていた言葉です。おいしいお店やそこの店員さんにサービスなどしてもらったとき、私たち客側からもそのお店の繁盛を想って言う言葉だそうです。直訳するとたくさん売ってくださいとなりますが、帰り際のあいさつのように軽い感じで言っていました。言われた側も言った側もとても気分がよくなる言葉だなと思いました。他にも、似たような場面で「수고하세요(お疲れ様です。)」という友達もいました。店員さんに感謝の気持ちを伝えるのに、いろいろな表現と言葉の言い方があって素敵だと思ったのと、実際私も使ってみると店員さん側からも笑顔が見られて幸せな気持ちになりました。

最後に、来月には最後の期末テストが行われます。

また夜まで勉強をやらなければいけないという憂鬱な思いがありますが、むしろ自分の韓国語能力をもっと伸ばせるチャンスなので、頑張ろうと思います。