茨城キリスト教大学

2024年度新羅大学校への海外留学生 AT9月分報告書

【韓国】新羅大学校
A.T.(現代英語学科)
Silla University【KR】

2024年度 9月分報告書

韓国の新羅大学に留学して1か月が過ぎました。

この1か月の間に、ルームメイトとついに合流したり、多くの友達ができたり、旅行に行ったりといろいろな出来事がありました。
韓国での学校生活が始まり、日本語を学ぶ友達たちと関わってみたい気持ちがあったため、学部は日本語教育学科に決めました。どんな授業を取るかは開校日の
9月3日までにはまだ決まっていませんでした。学校には生徒が沢山いて、やっと学校生活が始まったのに自分の授業が決まっていなかったのはとても不安でした。そこで、国際交流課の日本人対応の先生に連絡をして、日本語教育学科の教授と連絡を取っていただき授業を無事決めることができました。この件で、自分から心配に思ったことや疑問に思ったことは恥ずかしいとか、めんどうくさいとか思わずに、すぐに尋ねることが大切だと気づかされました。私は今学期に5つの授業をとることになりました。 

日本語を学ぶ韓国人と同じ授業を受けることはとても楽しく、そこでできた友達に助けてもらいながら来月行われる中間テストも頑張ろうと思います。

私が授業を取ったひとつに国語教育学科の生徒が受ける国語学概論という授業があります。ハングルについてくわしく学びたいと思いこの授業を取ったのですが、思った以上に難しく、自分が知らない単語が山ほど出てきて1回目の授業を聞いた後にこの授業を取ることをやめようかと思いました。ですが、せっかく留学に来たのに楽をして遊ぶだけの留学生活にしたくないと思い、この授業をやはり取ることにしました。取ると決めたからには毎回の授業の予習と復習をしっかりやり、自分の身になるように頑張ろうと思います。また、韓国で授業を受けるにあたって日本と違って大変だなと思った点があります。それは、授業中にメタバースを使って評価をされることです。メタバースというネットの架空空間の中で授業の内容にかかわる自分の考えや、発表もその中に作らなければいけないのです。このメタバースを使う目的はいつでもどこでも友達が作ったものを見て、学ぶことや助けることができるのです。ネットの機能が盛んな韓国特有の授業系統の一つなのかなと思い、そこが日本の大学生活では使ったことがなかったので大変に感じました。

次に前回の報告書を提出した時点では、友達が大学に1人もいない私が1か月経って対人関係はどうなっているのかを話します。

まず、先ほど述べた授業を決めるのに国際交流課に向かったところ、日本語を話している女の子2人組を見かけて声をかけてみると前期に新羅大学にきて、1年留学中の友達ができました。その子たちと仲良くなり寄宿舎でわからないことや、大学生活について教えてもらい、韓国の友達をたくさん紹介してもらってその子たちのおかげで多くの友達ができました。紹介してもらった友達の1人が車を持っているため、釜山で有名な広安里という海に連れて行ってもらったり、出前が盛んな韓国なので夜中にチキンを出前して寄宿舎の門限ギリギリまで話をして過ごしたりと、ここでないとできない体験を沢山して楽しい日々を送れています。中には日本語がとても上手な友達もいるため、私が韓国語でうまく言えなかった言葉などを丁寧に教えてくれたり、教えあったりして日ごろから韓国語の勉強もできています。新羅大学には日本から来た留学生が私を含め5人しかいませんでした。しかしこの大学には日本について勉強する学科が2つもあることや、日本が好きな人がありがたいことに多いなと感じることが沢山ありました。私が嬉しかったことは、学校の食堂で日本人の先輩と日本語で会話をしているとそれを聞いていた韓国人の方に声をかけていただいたことが何回もあり、そのおかげで交友が広くなりました。これは、新羅大学ならでは体験できたことだと思い、出会いに感謝しながら残りの留学生活も送っていこうと思います。

最後に、私が暮らす寄宿舎について話します。

まず私の部屋は2人部屋で暮らしています。私が寮に着いてから2週間ほど経ってルームメイトが来ました。中国からきて、博士課程を取るための勉強をされていて、ほとんど中国語しか話せない方でした。最初に対面したときは、ずっと中国語で話されていたので意思疎通が本当に難しく、不安に思っていたのですが、翻訳機を使ってお互い日本語と中国語に変換しながら無事意思疎通ができるようになりました。普段の生活では特に話すことはないですが、ルームメイトが先に入寮した私の生活に合わせてくれて、お互い気を使いながらなんとか生活することができています。 来月は韓国に来て初めての中間試験があります。1か月前から韓国の友達は、休日はテスト勉強に集中する人もいるので私も気を引き締めて取り組みたいと思います。