茨城キリスト教大学

2018年度リンネ大学への海外留学生 AS 11月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
A.S.(現代英語学科)
Linnaeus University 【SE】

留学期間の半分が過ぎ去り、折り返し地点を迎えました。スウェーデンは日没が15時半になり、日がどんどん短くなっています。さらに、厳しい寒さにも耐えながら毎日生活しています。日本とは違った寒さや環境なので、新しいこの環境に文句を言いながらも毎日楽しく生活しています。さらに11月の初旬には、コースがなかったため、スペインの島とストックホルムに旅行にも行きました。今回は新たに始まった授業と旅行について書きたいと思います。

私は9、10月に2つの授業を並行でとっていました。そのコースが終わり、11月中旬から新しいコースが始まりました。今回受けているコースの名前は「Music and Visual art in Sweden」というコースです。このコースでは、スウェーデンの音楽や美術に関する歴史について学んでいます。さらに、この授業ではスウェーデンのカルマルに位置する美術館にも訪問する予定です。
私がこのコースをとって驚いたことは時間割の少なさです。驚くことにこの授業は基本的に週に1回か2回しかありません。1日約3時間授業を受けて終わりです。Reading の課題はありますが、それもそんなに大変なものではなく、本当に自分で勉強する時間がたくさんあります。さらに成績は1回のプレゼンテーションと1回のエッセイですべて決まります。そのために、自分で勉強することがとっても大事だなと思います。これだけ授業が少ないので、自分でほかに授業を追加しようと思ったのですが、同じ時期にやっている興味のある分野の授業がなかったため、日本からSPI3の本を送ってもらい就活のために役立つ勉強を始めました。たくさん自由な時間があるため、時間を有意義に使えるのがスウェーデンでの留学での利点でもあると最近感じています。

11月の初旬には、スウェーデン領のカナリア諸島に位置するテネリフェという島に行きました。この島はアフリカ大陸の横に位置していて、「大西洋のハワイ」と呼ばれている島です。スウェーデンではサマータイムが終わり日照時間が短くなっているので、この温かく日差しが強い島でたくさんのビタミンDを摂取してきました。さらにこの島には全くアジア人がいませんでした。空港で日本人を1組見つけましたが、それ以外の日本人はみませんでしたし、アジア人も5組もみませんでした。なのでとてもいい観光地だなと思いました。旅行中は最終バスを逃して、人生初のヒッチハイクをしてみたりと、波乱万丈な旅行でしたが、モノをなくしたりすることはなく無事に帰ってきました。車に乗せてもらったら私達が行こうとしていた最寄りのバスターミナルまで送ってくれて、さらに途中で一緒にビールでも飲もうと言ってちょっとしたお店に入り会話を楽しみました。日本では感じられない人の温かさを感じました。

ストックホルムでは、韓国人とドイツ人と日本人で観光しましたが、とっても楽しくてお互いの文化を共有したり、ホステルで夜な夜なガールズトークをしたりなど、とても素敵で大切な思い出ができました。スウェーデンの首都はとてもきれいな町並みで、物価はそれなりに高いですが、人で溢れていなくてとても過ごしやすい場所でした。日本人以外の人と行くと必ず英語を話さなければいけない環境になるので、会話も上達するなと身に染みて感じました。

11月は勉強もしながら旅行に行って、とても充実した生活を送れたので、雪が降り始めたスウェーデンで12月も楽しく勉強も頑張りつつ残りの生活をここで出会ったたくさんの友達と仲良く過ごしたいです。