2024年度 12月分報告書
スウェーデンにいられるのも残り半月になりました。来た当初はワクワクしていた反面出身大学のある教授から「留学を成功させるには、事前に準備し十分な英語力をつけて行くことが必要。」とのアドバイスがあり、英語力には不安もありましたが、今振り返ってみると、やはりスウェーデンに留学することができて良かったと心から思っています。最初は全く英語が伝わらず自分は一生英語が話せないのでないか、自分が留学生として選ばれて良かったのか等と葛藤する辛い時期もありました。しかし、そんな時期を乗り越え、英語を話している自分に自信がついて、英語を使った仕事をしてみたいと将来の夢を明確にすることが出来ました。今でも「今なんて言ったの?」と聞き返されることもあります。留学当初の私は恥ずかしくて「nothing!」と言って誤魔化していましたが、今では何とか伝えようとして、相手に通じた時は本当に嬉しいです。もし留学に来ていなかったら英語が苦手で、英語でコミュニケーションをとる楽しさに気づけないまま社会人になったと思います。留学という貴重な経験をできたことをすごく嬉しく思います。英語が話せると様々なバックグラウンドがある人と繋がれるし、日本では気づけなかったことにも沢山気づけました。
当初はとりあえず、相手が何を言っているか分からなくても笑顔でニコニコして話を聞いていたので、「この子英語話せるのかな?」と思われどんどん話が進んでしまいました。そしてその話の途中で話が振られ、その時に答えられず、相手を悲しませてしまいました。本当に一番大事なことは、怖くても積極的に自分からショッピングやランチに誘って話をしてみる事だと思います。
円安ということから、すごく高く感じます。大学まで自転車で通う学生は25,000円くらいで自転車を買っていました。近くのカフェでは、お菓子と飲み物だけで2,000円くらいしますが、自炊をすればそれほど食費はかからないと思います。自分自身1ヶ月の食費を計算してみたところ20,000円くらいでした。個人差はあると思いますが、大体月20,000円くらいで生活していけると思います。スウェーデンはパスタ・小麦はお米よりも安いため、節約するためには、お米以外を主食にする方法もあります。先月、携帯電話が壊れてしまい、近くの携帯ショップで新しい携帯を購入しました。新しい携帯は日本で買うより20,000円も高く、さらにデータの移行にも10,000円かかりました。
今年の年越しは様々な人と過ごすことができました。その中で特に驚いたとは、近隣の方々が許可なしで自宅の庭で打ち上げ花火をしていたことです。日本では見られない景色なのでびっくりしました。中には2時間近くも打ち上げていた住民もいました。日本だと年越しは家族や親戚が集まって過ごしますが、スウェーデンでは普段とあまり変わりなく友達とカウントダウンだけして、あとは自由に過ごすという感じでした。友人に日本のお正月を説明したら、おみくじに興味を示し、日本に留学したら、私がこの友人をおみくじを引きに連れていく約束をしました。ヨーロッパは年越しよりもクリスマスの時期の方が沢山イベントがあり家族が集まる時期なのだということが分かりました。 最近では、朝は雪が積もっていて地面も凍っているので、出かける時は気をつけて歩いています。