茨城キリスト教大学

2017年度韓瑞大学校へのデュアル・ディグリー留学生 AK 8月分報告書

【韓国】韓瑞大学校
A.K.(現代英語学科)
at Hanseo University 【Korea】

 みなさんこんにちは。
 夏休みに入った今も韓国で日本人一人で生活を送っています。
 今年の韓国の夏はあまり暑くなく、むしろ曇りや雷雨の日が多かったように思います。8月になってからは大学内で学生の姿を見る回数はだいぶ少なくなりましたが、図書館やジムなどに行くと勉強や運動をしている学生も見受けられました。8月は夏休み最後の月ですが、韓瑞大学校は8月最後の週から後期が始まるので慌ただしい月になりました。

<寮生活について>

 前にもお伝えしたと思いますが、私は今年の夏、日本に帰らず韓国で過ごしています。住んでいるところは学生寮なのですが、夏休みの間だけは今まで住んでいた建物全体を使って夏休み限定のプログラムがあった為、古い寮(旧館)で生活をしていました。ですが、8月の中旬にプログラムが終了し、後期開講前に荷物を移動し終えることが出来ました。留学最後の学期もルームメイトは韓国人2人と日本人1人です。

<タイ旅行>

 今月一番のイベントは8月17日~8月22日までのタイ旅行です。同じく韓瑞大学校に留学中の文化交流学科の日本人の友人と共にマレーシアで乗り換えをして、タイのバンコクを訪れました。タイではワットポーなどのタイ三大寺院を巡ったり、水上マーケットでボートに乗って実際にマートを回ったり、アユタヤ遺跡など歴史的な建物・遺産を観光して来ました。日本のバラエティ番組などでタイを「微笑みの国 タイ」と紹介する場面をよく見ましたが、実際に訪れてみてその由縁を全身で感じた気がします。というのも、現地の方々と目が合うとほとんどの人々がほほ笑み返してくれるのです。
 そして私がタイの人の優しさを実際に感じたエピソードがあります。アユタヤ遺跡を観光していた際に私がよそ見をして、道のくぼみに足を取られ、崩れ落ちるようにして両膝を地面に強く打ってしまいました。すると周りにいた現地の老若男女の方々が起こしてくれたり「大丈夫?」と声をかけてくれました。声をかけて心配そうにしてくれただけでありがたかったのですが、道の脇にあった屋台のおばさんが痛さでしかめっ面の私を椅子に座るように身振り手振りで伝えようとしてくれました。すると今度はまた別の人がお店の奥から小さな瓶を持ち出し、擦りむけた膝に軟膏のようなものを塗ってくれました。最後は不思議な呪文を唱えて笑顔合掌のポーズを取ってくれました。おじさんも「どこに行くんだい?行き方は分かる?」と最後の最後まで気にかけてくれて、足はヒリヒリして痛かったけど心はとっても優しくて暖かい気持ちになりました。
 日本も人が優しいとよく聞いたり感じることは多々ありましたが、タイの人たちの優しさはまた別のものだと心から思いました。また、日本を離れて今回のタイのように文化や風習、国民性の全く違う国に行くと新たな発見と共に世界の広さを五感で感じることが出来ました。

<後期開講>

 先の文章ですでに述べましたが、8月最後の週からは2017年の後期が開講しました。
 最初の1週間は授業説明や軽いオリエンテーションで終わります。授業に関しては来月の報告書でお伝えします。ついに留学最後の学期です。朝鮮半島情勢の不安定さから、100%安全が保障された生活は送れていませんが、後期も安全を第一に毎日を有意義なものにしていきます。