2024年度 9月分報告書
前学期の活動に引き続き今学期もチュータリング活動を申請しました。この活動の大きなメリットとしては、韓国人学生とテーマに沿った会話を行うことで他言語の語学習得において重要な「実践から知識として定着」を実現するためのまさに一翼を担う活動だと考えます。本来は一学期の間のみ受けられる活動ですが、残り少ない留学生活の間にも自分の語学力を向上させるために延長申請を行い、前学期に引き続き今学期も活動に参加します。
前学期のチュータリング活動では韓国人学生と1対1での活動でしたが、今学期はタイから来ている学生も一緒に活動をすることになりました。これまでも韓国語は勉強してきましたが、まだまだ韓国語で上手く伝えられないことにもどかしく感じることや、上手く伝えられない自分に自信を無くしてしまうこともあります。しかし、このネガティブな感情さえも今後の勉強のモチベーションへと変えてくれたのはタイ人の学生の存在でした。タイ人の学生は韓国語をスムーズに話すのでそれを見て羨ましく思う反面、自分の中で「上手く話せなくてもいいからまずは積極的に何か話してみよう・自分も負けずに韓国語を勉強しよう」と思わせてくれるきっかけをもらったように感じます。この活動自体は時間が短い活動ではありますが、自分にとってはすごく濃い時間であり、ポジティブな負荷のかかっている大切な活動です。週に1回の活動なので毎週ひとつでも多くの単語を覚えてこのチュータリング活動に参加していきたいです。
約1年の留学生活もすでに折り返し地点にたち、留学が終わってからの自分の将来についても少しずつ考えるようになりました。留学を始めた当初を振り返ると、将来のやりたいことが自分の中でも整理がつかず、時間ばかりが過ぎていくことに焦りを感じていたように思います。しかし、留学で多くの経験をしたことで変化した自分の職業観や、留学に来なければ知ることはなかった新しい職業にも出会うことができ、留学を経験する前の自分と比較してみても、将来についてもっと柔軟に考えることが出来るようになったと感じています。
留学に挑戦していなければ自分では乗り越えられない壁だと既に諦めていたと思いますが、留学を通じてたくさんの困難と失敗を乗り越えてくることが出来た経験こそがこの決断をするにあたって自分の背中を押してくれる存在となりました。「留学中に多くの失敗と困難を経験する」と決心してきた私のこの挑戦は既にこれが意味のあるものだったと気づかせてくれました。