茨城キリスト教大学

2024年度明知大学校への海外留学生 AI 7月分報告書

【韓国】明知大学校
A.I.(文化交流学科)
Myongji University 【KR】

2024年度 7月分報告書

海外旅行保険について

韓国での生活が始まってから約半年ぶりに日本に一時帰国しました。成田空港に着いてから飛行機に預けていたキャリーケースを受け取ったところ、車輪が壊れていました。そこで航空会社に「手荷物事故報告書」を作成してもらい、加入していた海外旅行保険会社に請求をしました。あらかじめ海外旅行保険に加入しておくことで病院の受診サポートも含め、今回のような身の回り品の破損についても対応してもらうことが可能なため、長期間の滞在によって保険の費用が高くなってしまっても日々何が起きるか分からない海外生活において、海外旅行保険は「お守り」となってくれるため、必須加入であると再確認しました。

留学の中間地点に立ち

実際に自分が日本を離れて「海外」で生活することによって、世界に視野を向ける視点を養うことに繋がり、今まで他人事にして自分の中で空白にしがちだった世界情勢や政治・経済・歴史の分野において関心が生まれました。
 さらに半年間の留学を通して異文化に触れる中で、留学を始める前・中間地点・終了段階(日本への一時帰国)の3つの段階で、異国の地で生活することへの心理面の変化も経験することが出来ました。
留学前は緊張や不安があったとしても気分が常に盛り上がっている状態でしたが、留学が近づくにつれて日に日に不安が募っていく中で、残っている必要手続きを処理しなければならない状況でしたので、心理面の負担が大きく体調が優れない日が続きました。
実際に韓国で生活が始まると初めのうちは異文化への適応に苦労しましたが、今までに無い生活スタイルの経験、見る物全てが新しく感じるなど毎日が新鮮で、好奇心が常に増していきました。
一方で時には自分の文化を基準として相手の文化と比較し、相手の文化を否定的に捉えてしまうような時期もありました。けれども、韓国の生活に慣れ始めたことで自分の居場所を見つけ、自分と周囲を客観視出来るようにもなりました。

そして今回半年ぶりに日本に一時帰国しましたが、

母国に再び戻ってくることが出来た安堵感はあっても、心のどこかですぐに韓国に戻りたいという気持ちや、韓国の文化の方が日本文化よりも優れているのではないか、と自分の文化を否定的に捉えてしまう時もありました。しかし、このような考えも気づけば折り合いをつけ、自分なりの結論を見いだすことが出来たように感じました。
異文化での生活を経験した全ての人々が私と同じようなタイプでの心理面の変化を経験するかどうかは個人差があっても、おおむね同じような順番で心理面の変化を経験することが多いといいます。

異文化交流が世界全体で進んでおり、外国の方と共存していくことが当たり前になってきている中で、

このような異文化体験による心理面の細かな変化を実際に経験したことで、今後私も外国人や異なる背景を持つ人たちを理解し支援する上での一助になると思います。そういった意味でも貴重な経験をすることが出来感じました。