茨城キリスト教大学

2024年度明知大学校への海外留学生 AI 6月分報告書

【韓国】明知大学校
A.I.(文化交流学科)
Myongji University 【KR】

2024年度 6月分報告書

韓国での健康保険の除外申請について

韓国に入国して2ヶ月が経った5月末に、韓国での国民健康保険の除外申請を行いました。この国民健康保険は6ヶ月以上国内に居住する人が加入対象者となり、特別加入手続きはしていなくても外国人登録証作成時に公団が一括加入処理を行うので、除外したい場合は別途手続きが必要です。国民健康保険に加入する場合は毎月ポストに届く案内文に従って保険料を納める必要がありますが、日本の健康保険に加入している(※日本で海外転出届を提出している場合は免除不可)場合、韓国では国民健康保険の除外対象者に当たるため「国民保険公団 ソウル外国人相談センター」にて必要書類を準備の上、除外申請が可能です。日本の健康保険に加入していても、有効期限によっては免除が受けられない場合や、有効期限までだけが免除対象になる場合もあるので、留学前に期限を必ず確認する必要があります。

ボランティア活動について

留学中に何か新しいことに挑戦したく、5月末にボランティア活動に参加しました。私が参加したボランティアの活動内容は、いくつかのグループに分かれて学校から漢江までの道中のゴミ拾い活動でした。韓国での「ポイ捨て」は社会問題になっているほど深刻なもので、主に大量のタバコの吸い殻や飲みかけのプラスチック容器で、その量は日本のポイ捨てなど比にならないほどの量が道中に捨てられています。そういう事もあり、今回のボランティア活動は、むしろ拾いがいもあり、活動を通して現地の学生と一緒になって学びを得る機会となりました。今回の海外ボランティア参加に至ったのも、私は新しい環境に飛び込むことが苦手で興味はあっても決心がつかず、最初の一歩を踏み出せないために後からやらずに後悔した経験が数多くあったからです。何かに理由をつけて挑戦せずに諦めてしまう自分を変えるためにも、この留学ではたくさんの経験をすると決心して日本を飛び立ちました。自分との約束を守るためにもずっと興味のあった海外ボランティアに挑戦しました。たかが1つのボランティア活動だといっても“挑戦”しなければ何にも出会うことはできません。このボランティア活動の参加で階段を一段上がった新しい自分に出会えた気がします。私が目指す自分の将来像になるためには、このような小さな挑戦の連続が必要不可欠だと思っているので、常に挑戦を恐れない自分でありたいです。

今学期を終えて

6月中旬に今学期の期末試験が行われ、無事に学期を終えることが出来ました。
留学当初は日本とは大きく異なる環境での生活になかなか適応できず様々な場面で苦戦していたことを思い出します。特に日本では当たり前だとされていたことや考え方が全く通じないことを経験し、新鮮な毎日ではありながらも戸惑いや時には苛立ちを覚える事もありました。しかしその度に、私の中にある当たり前や常識について考える機会となり、自分自身を見つめ直す時でもありました。留学を通して経験してきた多くの出来事は、世界が明るく見えて何事も上手くいくような「良いこと」だけではなく、時には失敗・予期せぬ困難・試練となって立ちはだかることもありました。改めて思い返せばこれら一つ一つが価値ある経験へと変わり、この経験こそがこれからの人生で自分の背中を押してくれる強い味方になると確信しています。残り少ない留学期間を大切に、一日一日をいいものにしていきたいです。

残りの留学期間も「外国人」という立場であっても実際に韓国に住む地域の一員として、これからも現地に住む方々の考え方や文化を理解し尊重する心を持ち続けたいです。