2024年度 4月分報告書
4月6日に留学生全員参加のテコンドー活動に参加しました。今期は留学生が多いので国ごとに午前と午後の活動に振り分けられ、テコンドーの基本的な動きから応用である板割りまでを実際に体験することができ、留学生にとっては韓国文化を体験できる貴重な機会となりました。5月には「ワールドフェスティバル」という各国の食べ物の販売やゲームを通してそれぞれの国を紹介するイベントや絵画の文化体験、野球観戦も留学生のために企画されているので来月の報告書にまとめたいと思います。
明知大学はソウルの中心部に位置する大学ですが、語学堂も含めて日本人の在籍数が少ないという大きな魅力があります。慣れない環境を生きる留学生活において、同じ文化や価値観を持ち、さらに同じ言語を話すことが出来るコミュニティはまさにオアシスですが、明知大学はソウルの中でも特に日本人が少なく、代わりに明知大学を訪れている世界中からの学生と知り合うことが可能です。私自身留学先の条件として、より多くの異文化に触れるために「日本人学生が少ない学校」を希望していたので、同じ条件を求める方には特に明知大学をオススメします。さらに明知大学では、外国人学生の日常的な生活支援をしてくれる学生のボランティア団体や国際交流チームもあり、整った環境の中で安心して勉強することが可能です。
私は明知大学日語日文学科の中にある「オウリム」というクラブに在籍しています。このクラブでは、日語日文学科に所属する韓国人の学生と日本人の留学生が食事・観光・ゲーム・ピクニック等の活動を通して交流することが出来るクラブです。オリエンテーションと一回目の活動(食事会)に参加しましたが、新しく知り合う韓国人の方との出会いもあり、常に2カ国語を交えながら話すことが出来るオウリムは新鮮な環境でした。交換留学をする1年間でたくさんのことを経験したく、個人的にボランティア活動に参加することを計画しています。大学が主催するボランティア活動が主に行われる曜日には一日中授業が入っているので頻繁に参加することは難しいですが、地域で行われるボランティアを探してみるなど、自分に出来ることを探しながら少しでも誰かの力になれるように時間を見つけていきたいです。
私が留学する前にSIM契約についての情報が少なく、困った経験があるので私が今契約しているSIMについてご紹介したいと思います。私は韓国の通信事業者を通してSIMの契約を行いました。韓国に入国してからの4日間はeSIMで過ごし、営業している日に事務所を訪問してSIM契約を行いました。以前旅行で韓国に来た際に、ネット通販にてSIMカードを買いましたが不良品であったために現地で再度購入した経験がありました。この経験から交換留学で使用するSIMでは、使用期間も長く費用も高くなるので不備がないように対面/信頼できる会社であることを重視しました。その点、私が利用した通信会社は日本人スタッフによる手厚いサポートのもと、様々なプランの中から自分に合ったプランで契約することができ、さらには日本にいながらでも契約が可能であるなどこれから韓国留学をする方に紹介したいと思える会社です。
2月28日に行われたオリエンテーションの際に外国人登録証の申請と銀行口座の開設を行い、2ヶ月後の4月後半に受け取ることが出来ました。外国人登録証だけでなく銀行口座の開設にも時間がかかるとのことでしたので私は家賃の支払いのために、事前に海外からでも現地通貨で出金可能なデビットカードを作っていきました。家の契約方法によって家賃を支払うタイミングはそれぞれ異なりますが、私が契約した部屋は毎月ごとにオーナーさんへ家賃を支払う形式であるため、このデビットカードが役立ちました。韓国に行く際にあらかじめ現金を多く持って行く方法も選択肢の1つではありますが、現金を持つことに不安がある方はカードを作る選択肢も良いかと思います。
韓国で2ヶ月過ごした今、当初よりも自分の語学力が向上したことを確信しています。「スピーキング」に関してはまだ課題が残りますが、「聞き取り」に関しては自分自身の大きな成長を感じています。授業を受けるにあたって、予習・復習を欠かさず行うことで知識の定着に努めているだけでなく、授業が全て韓国語で行われていること、学校から離れ日常生活の中であっても常に韓国語で溢れた環境に置かれたことで耳が韓国語に慣れるなど、毎日の小さな積み重ねが語学力の向上に繋がったと分析しています。語学面に関して新たな成長を感じる部分がある一方で、「自分の意見をはっきりと伝える」という今後の課題も見つけることが出来ました。何気ない会話ひとつをとっても、新たな実践につながりそれを自分のものに出来る絶好の機会であるため、常に失敗を恐れずに挑戦する心を大切にしていきたいです。韓国での充実した毎日は、時間の流れがはやく、気づけば今学期も残り半分となりました。日本に帰国する際には、語学面のみならず+αも持ち帰ることが出来るように勉強以外の面でも様々な経験を積んでいきたいです。