茨城キリスト教大学

2024年度明知大学校への海外留学生 AI 12月分報告書

【韓国】明知大学校
A.I.(文化交流学科)
Myongji University 【KR】

2024年度 12月分報告書

留学を通じて得ることが出来たこと

留学終盤に立ち、この留学を改めて振り返ってみると約1年間の様々な経験によって自分の内面的な変化を実感しています。特に成長を実感しているのは、以前よりも自分の意思を明確に相手に主張できるようになった事です。元々、自分の気持ちや思いを相手に伝えることが苦手で、自分の気持ちを抑えて、我慢していましたが、ポジティブな考え方をするようになってからは、自分の気持ちを大切にしながら相手に思いを伝えることが出来るようになりました。変われた理由として、日韓のコミュニケーションスタイルの違いも大きく関係しているのではないかと思います。日本では「本音と建前」があり、常に相手の立場や気持ちを思いやり、配慮することで良好な人間関係を構築していく事が一般的ですが、韓国では物事を口に出してはっきりと伝えることが好まれます。留学当初はコミュニケーションの取り方の違いで現地の人々とコミュニケーションを取ることが大変でしたが、この環境での生活が私には良い経験となり、最終的には良い影響を受けたように思います。

第二外国語から見る日本語

大学の授業で初めて学んだ韓国語を今ではメインのコミュニケーション手段として使う言語となり、これに伴う視点の変化によって、母国語である日本語に対しても新たな発見がありました。韓国語を学んでから感じる日本語は、日本語特有の柔らかい音が心地よく、選ぶ言葉によってその人の考え方や性格が現れ、言葉の繊細さ、漢字・カタカナ・ひらがなの3つの文字によって異なるニュアンスを使い分けられる言葉に美しさを感じます。韓国語を学んだことで留学前には気づくことがなかった日本語の魅力に気づくことが出来ました。韓国語も日本語と同様に言葉の選び方によって言葉の強さを変えることは出来ても、日本語ほどの繊細はありません。韓国語は主にハングルのみを使用するために、3つの種類の文字を入り混ぜる日本語に大きな魅力を感じ、母国語が日本語であることに誇りを持つようになりました。また、そんな日本語を母語として使うことができる人として、いつも柔らかな言葉を使える人でありたいと改めて思いました。
留学により実際に現地で生活したことで、日本で暮らすだけでは見ることが出来なかった多くの景色を見ることが出来ました。