2024年度 10月分報告書
10月12日に人文キャンパスにて交換留学生を対象とした後期2回目の文化活動が行われ、今回の活動では「キンパ作り」を行いました。前期を含めた今までの活動では、国ごとに分かれて活動を行う場合が主でしたが、従来の活動とは違い今回は様々な国の学生が混合してグループを構成されていたので、学生同士の会話は英語がメインとなりました。私は英語に対して苦手意識があったので今回の活動では不安な部分がありましたが、実際には簡単な英語での会話であっても自分の思いを伝えながら、グループのメンバーとコミュニケーションを取ることができ、最後には上手く話せないから英語を使いたくないという思いではなく、もう一度英語を学び直して英語力も向上させたいというポジティブな感情だけが残りました。私は他言語を話す際「ネイティブスピーカーのように話せるようになってこそ初めてその言語を『話せる』と言うことが出来る」という考えを潜在的に持っていたために自分の英語力になかなか自信が持てなかったように思います。しかし、簡単な英語だったとしても話したいことを伝えることが出来るということ自体、自信を持って「英語を話せる」と言ってもいいことだと再確認しました。英語にかかわらず、何事も自分自身が出来ないと決めつけてしまうこと自体が、いつしか自信を無くしてしまうことに直結してしまうことを実感する機会となりました。考え方ひとつで自分の限界を決めてしまうことはすごくもったいないことなので、普段の自分の考え方も見直す良いきっかけとなりました。
私は何かの決断をするとき、留学を経験する前までは「その道が自分に合っているのか」、「他の選択肢よりもこの選択が何よりも失敗しない方法なのか」を事前にすごく考え、自分の中で「行動に移してもいいもの」という確信を持ってから行動に移していたことが多かったと思います。この考え方が今後改善しなければならないものであるとは思いませんが、実際には私の行動に移す前に多くのことをあれこれ考えてしまう習慣によって、行動に移すまでにも時間がかかってしまうため、やりたいことを諦めてしまったことや、挑戦しない理由を自分の中で作ってしまっていたこともありました。そのため、いつしか新たな一歩を踏み出すことに苦手意識を持つようになってしまっていたように感じます。しかし今回、短い留学期間に様々な経験をすることを目標としているために、失敗を恐れず常に積極的に行動することを意識的に心がけるようにしています。その結果、以前の自分には持つことが出来なかった、「行動する前に必要以上あれこれ考えるのでなく自分のやりたいことに挑戦し、失敗してしまったとしてもそこから学ぶ姿勢」が新たに身についたように感じています。今後もたくさんの人との出会いと様々な経験を積みながらいいものだけを吸収し、自分の成長へと繋げていきたいです。
韓国も少しずつ気温が下がりはじめ、秋から冬への移り変わりを感じると同時に私の留学生活の終わりが徐々に見え始めました。留学が終わってしまうことに寂しさもある反面、留学が終了した後自分がどんな姿になっているのか、また留学をしたからこそ得ることが出来た考え方や新たな自分の価値観が、私の人生にこれからどんな影響を及ぼしてくれるのかが楽しみで、最近はこれから続く人生と自分自身に対しても期待に胸を膨らませている毎日です。残りわずかとなったこの留学生活ではありますが、留学が終わる最後の日まで少ない留学生活を大切に日々邁進していきたいです。