茨城キリスト教大学

離学時 報告書

【中国】
広東海洋大学からの留学生
ソウ ギョクジ
Zeng Yuer

茨キリでの4ヶ月の留学生活は一瞬にして過ぎました。今は別れが近づいているところで、言葉で言い表せないほど悲しいです。日本語は私の母語ではありませんが、全力を尽くしてみなさんに自分の本音を伝えさせていただきたいです。

私にとってこの4ヶ月間は一生心の奥底に大切にしたい宝物です。独りっ子である私は小さい頃からどのように人を愛するのか、そしてどのように自分の気持ちをちゃんと相手に伝えるのか、よくわかりませんでした。しかし、わがままだと見られていた私は、この4ヶ月間に色々な優しい人に愛されたり、包容されたりしていただいているうちに、段々とどのように人を愛するのかということがわかるようになりました。

大学の先生たち、留学生や日本人の友達、そして名前さえも知らない地元の日本人の方々から色々な助けや愛をいただいて、毎日は本当に幸せでした。指名したいですが、指名される方が照れて恥ずかしくなるかもしれないと思いますから、やめます。その代わりに、彼らのことを永遠に心に銘記します。

そして、この4ヶ月間に国際交流課によって行われた様々な活動のおかげで日本の伝統的な華道、茶道などを体験することができました。特に茶道の先生の優雅な動きと上品な立ち居振る舞いで「これこそは日本文化の真髄」と感銘を受けました。

嬉しいことに、私と一緒に一生懸命日本語を勉強している友達ができました。世界各国からの留学生たちと世界の共通語と言われる英語や自分の母語ではなく、日本語でコミュニケーションする面白さは自分自身で経験しないと想像できないものです。また、私の母語である中国語を一生懸命勉強している友達もできて彼らの頑張っている姿から数えきれない勇気やパワーをもらいました。

年始からずっと準備していますが、帰国した後、真面目に大学院の試験勉強をします。私は将来、中日通訳者になりたいです。夢が叶うまで少し時間がかかりますが、自分を後悔させないように全力で頑張ります!

最後に言いたいのは、「逢うは別れの始め」とよく言われますが、私はそう思わないです。別れても皆さんと一緒に作った素晴らしい思い出はすでに私の体の一部になって、未知の困難に立ち向かうパワーや勇気になったからです。私は皆さんの夢が叶うように祈っております。一緒に頑張りましょう!