茨城キリスト教大学

2017年度1・2年次対象キャリア支援報告

コミュニケーション力・主体性・自己肯定感を育成

キャリア支援センターでは、学生自らが納得できる進路を「選択・実現」し、「継続」させていくためには、4年間を通して「さまざまな社会経験を積む」ことが重要と考え、低年次支援に力をいれています。広く社会を知った上で自分の進路を考えること、社会で求められる「コミュニケーション力」「主体性」を身につけること、未来を恐れず踏み出すための「自己肯定感」を持つことは、生の経験を通して得られるものだからです。
その「さまざまな社会経験を積む」動機付けと事前準備のため、1・2年次生対象に2つの取り組みを実施しています。

1年次対象 キャリア講座「EQ(行動特性検査)を利用した自己理解と大学生活の目標設定」

受講者合計591名 <2017年度入学生受講率93.8%(2017年12月8日現在)>
1年次生の必修授業『大学基礎演習』の中で全員にEQ検査用紙を配布・回収し、その結果を用いて実施する講座です。
1年次前期
(推奨)90分
 1)4年間のキャリアスケジュールを知る。
 2)就職環境と社会で求められる力を知る。
 3)EQ検査結果を用いた自己分析(ワーク)。
 4)4年間の目標設定。
 5)キャリア支援センターの使い方。

1・2年次対象 チームビルディング「自己の探求」

参加者合計 327名 
学年・学科混合のグループ学習を通して、コミュニケーションのコツや自分らしい他者への貢献、自分の強みを知るプログラムです。学生は、2年次までに都合のよい時期を選んで1回参加できます。今年度は、文化交流学科と食物健康科学科の1年次生が4月に全員受講しました。学科教員より、その後の授業やボランティア等の自主活動意欲的に取り組む学生の様子が報告されています。

【 内 容 】
4月22日(文化交流学科・食物健康科学科1年次生のみ)、8月5日、9月13日、12月2日に実施
個…個人、G…グループ ・あなたの学習スタイル(個・G)
  • 記者会見(G)
  • 総当りインタビュー(個・G)
  • 課題解決(G)
  • イメージ交換(個・G)
  • 私の得たこと・学んだこと(個・G)

2017年度チームビルディング参加者感想抜粋

  • 人見知りだと思っていたけれど、知らないメンバーと交流することがこんなに楽しいとは思わなかったです。
  • 幼い頃から相手の話に対するリアクションが薄いと言われていたのですが、今回チームのメンバーからもそのことを指摘されて、他者から見える自分の弱みを再認識できてよかったです。
  • 私は、つい自分で何でも頑張ってしまうところがあるのですが、今回のチーム作業の中で他者に頼ることがあっても大丈夫なんだと気づきました。
  • 今まで会話の沈黙が耐えられず、何か話さなきゃと思ってしまっていたのですが、相手の話にじっくり耳を傾けて聴くことの大切さがわかりました。
  • サークルなどに所属していなかったので、他学年との交流が持ててコミュニケーションの幅が広がりました。
  • 教員をめざしているけれど、今回のチームで冷静なタイプに見られることがわかり、その特徴がとっつきにくいと感じられないように笑顔を意識しようと思いました。
  • 社会に出たときに必ず必要になる「積極性」「協調性」「相手を知ろうとする好奇心」「傾聴力」「自己発信力」を学ぶ機会になって、勉強になりました。
  • 相手の様子を伺うだけじゃなく、自分から行動することで距離が縮まるということがわかりました。