茨城キリスト教大学

茨キリ生が東日本学生フィギュアスケート選手権大会に出場!

「日々積み重ね、挑戦していく」

2021年10月16日(土)に開催された東日本学生フィギュアスケート選手権大会に文学部児童教育学科児童教育専攻2年次の小林愛美さんが出場しました。以前は北関東フィギュアスケート選手権大会のB2クラスで優勝した経験もあり、躍進を続けています。そんな小林さんに、フィギュアスケートの魅力や学生生活との両立、フィギュアスケートを通して得られた学びなどをお伺いいたしました。

東日本インカレはどうでしたか?

残念ながらあまり上手くいきませんでした。久しぶりの大会でとても緊張してしまい、普段跳べるジャンプなどが上手くいかず、自分に負けてしまったと思っています。フィギュアスケートはメンタル面が大きく左右するスポーツなので、プレッシャーに負けないように練習量を増やしたり、来年の1月頃に別の大会があるのでそこに照準を絞っていきたいと思います。次は自分が納得できる演技をして、観ていただいた皆さんに少しでもフィギュアスケートの楽しさをお伝えできればと思います!
※インカレ - インターカレッジの略。全日本学生選手権。

フィギュアスケートを始めたきっかけを教えてください。

 姉がフィギュアスケートクラブに通っていたため、一緒にやりたいと思ったことがきっかけでしたね。最初は遊び感覚でしたが、小学校中学年あたりから本格的に学び始めました。幼少期はよく転んでいましたが、負けず嫌いな性格なので上手くなれるよう必死に練習しました。中学校に通っていた際は陸上部に所属していたこともあり、両立がとても大変だったことを覚えていますが、違う競技だからこそフィギュアスケートに取り入れられる要素や、忙しかった分の成長があったと実感しています。今はトリプルサルコウやトゥループなど3回転ジャンプを安定して跳べるよう日々練習中です。

フィギュアスケートの魅力はどのような点でしょうか。

誰のものでもない自分独自の世界観を表現できる点が非常に魅力的ですね。氷上での表現は、技術的な側面と自分の感性を融合させて完成形に近づけていくイメージですが、スピンやジャンプなど、技術的に難しければ難しいほど達成できた時の喜びが大きく、表現に幅が出ることでより一層演技に深みが増していく面白さがあります。また、どれだけ練習をしてきたとしても自分の納得のいく100%の演技はできず、必ず次の課題が見つかります。安定した滑りをするためには日々がむしゃらに練習するだけではなく、練習の質を高めていき、例えばジャンプの角度やタイミングを意識し、上手くいった経験を分析してどの状況下でも一定の演技ができるよう追求していく奥深さがありますね。

フィギュアスケートと学生生活の両立は大変ですか?

 常に忙しさは感じていますね。勉強ももちろんですが、私生活でも毎日家族と自分のお弁当を作ったり、家事をこなしたりと、自分が出来る範囲は頑張りたいと思っています。過度なストレスがかからないようオンオフを意識して生活し、休める時はしっかりと休息をとり、モチベーションや集中力の維持に努めています。

フィギュアスケートを通して、ご自身の変化や成長を感じていますか?

フィギュアスケートを通して、以前より視野の広がりは特に感じていますね。自分が表現する世界が必ずしも他者にそのまま伝わるわけではないので、客観的に自分を捉えていくことで私が伝えたいことを伝えられるのではないかと思っています。フィギュアスケートは常に自分との闘いですので、幾度となく自分の中の壁にぶつかります。その度に試行錯誤を繰り返してきました。繰り返し繰り返し挑戦し続けるうちに、考え方が広がり、観方も変わり、多角的な視野で物事を捉える意識が芽生えました。また、家族への感謝の気持ちはより一層大切にするようになりました。家族に支えられて競技を続けられているので、その気持ちは決して忘れないようにしていきたいですね。

取材へご協力いただきありがとうございました。

今回はお忙しい中お時間を頂きありがとうございました。
1月の大会に向けて忙しい日々が続くと思いますが、本学ではこれからも引き続き応援しています。
インタビュアー:学務部学生生活担当