茨城キリスト教大学

後期期間が始まる前に(学長メッセージ)

学長メッセージ

 新型コロナ禍に加えて猛暑が続いていますが、学生のみなさんはお元気でしょうか。新型コロナウイルス感染症収束の見通しの立たない中で、保護者のみなさまにおかれましては、ご心配が多いこととお察しいたします。そこで、後期期間が始まる前に、メッセージをお届けします。
 本年度の前期期間は、当初の予定から2週間授業開始を遅らせ、「オンライン授業」(『同時双方型』、『オンデマンド型』、『課題研究型』)と一部「面接授業」(教室等で対面にて行う授業のこと)を取り入れながら、文部科学省が定める半期15週間の授業期間を確保することができました。これもひとえに、学生のみなさんの学修意欲と保護者のみなさまのご理解のおかげであると思い、学長として大変感謝しております。
 後期期間は、9月19日から始まります。「オンライン授業」にも様々なメリットがあるものの、本学では「面接授業」を重視していますので、後期期間はこの「面接授業」を基本として行う予定です。しかし、新型コロナウイルスの収束宣言までは予断を許しませんので、本学の新型コロナウイルス対策会議で十分な対策を検討・実施しながら授業を行います。すでに学生のみなさんにはポータルサイト「IC-UNIPA」にてお知らせしましたが、学生と教職員のそれぞれを対象に「面接授業マニュアル」を作成いたしました。そのマニュアルには、学内の学修環境への配慮として、感染拡大のリスク(①換気の悪い密閉空間、②人の密集、③近距離での会話や発声)の低減に努めることや、感染防止策として、共用部分の毎日の消毒、トイレ、エレベータ等の利用に関する注意事項が記載されています。さらに、しばらくは現在のような感染の状況が継続すると予想されますので、本学独自の「授業形態ガイドライン」を策定し、感染状況に応じて授業形態を変更する手順を明確にしました。本学関係者や学生に感染者が出た場合でも、すぐに対応できる体制を整えています。
 現在は、日本のみならず全世界で新型コロナウイルス対策を行いながら、「新しい生活様式」を余儀なくされています。このような状況下においても、本学では教育を止めることなく、教職員一同、学生のみなさんの学修が効果的に行われるように配慮し、キャンパスライフが充実したものになるように努めてまいります。新型コロナウイルス感染が心配で通学できない学生にも配慮しますので、相談したいことがあれば、遠慮なく担当教員や学務部等各部署にお問い合わせください。引き続き学生のみなさん、保護者のみなさまのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。