赤ちゃんの笑顔や澄んだ瞳、握り返す小さな手を愛おしく思わない人はいないのではないでしょうか。小児看護学では、そんな子どもたちのそばで看護ができる楽しさを伝えたいと思っています。ただ、子どもは言葉で意思を伝えてはくれませんから、さまざまなきざしから、子どもの思いや痛みや苦しみを汲み取る力が必要です。子どもを愛おしく思う気持ちだけではなく、子どもの笑顔を守るために必要な能力を身に付けてほしいと思っています。授業では、常に自分で考え、その考えを自分の言葉で、仲間や教員と語ることを大切にしています。看護師は専門職として生涯学び続けることが求められます。小児看護学を通して、「学ぶこと」の楽しさを伝えていきたいと思っています。