茨城キリスト教大学

看護学部:第18回IC看護講演会を開催しました

京都大学の佐藤泰子先生をお迎えし、第18回IC看護講演会を開催しました

2025年2月1日(土)に、京都大学大学院 人間・環境学研究科の研究員としてご活躍されている佐藤泰子(さとうやすこ)先生を講師にお迎えし、「忠犬ハチ公はなぜ待ち続けて死んだのか—生きる意味は間(あわい)に—」の講演会を開催しました。地域住民の皆様をはじめ本学学生や教職員など111名の方がご参加くださいました。

講演前半は、佐藤先生のユーモアあふれる語り口調で、会場全体が笑いにつつまれながらも、不条理で理不尽な出来事に見舞われた時の「どうして私が」というWhy meの問いからくる人間の苦しみの構造について解説していただきました。

講演後半では、忠犬ハチ公のモデルとなった「ハチと上野英三郎先生との関係性」を例に、死後も関係性(間、あわい)は消えずに続いていくこと、最後まで誰かと繋がり、間(あわい)のなかで生きることの尊さについて考えるきっかけをいただきました。
参加者からは「笑いあり、涙ありで、難しいテーマを面白おかしく、分かりやすく説明していただいた」「限りある時間だから、今が大切」「家族のことで苦しみの中にいるので救われた気持ちになった」などの感想がありました。
講演会の後にはサイン会も行っていただき大盛況に終わりました。