茨城キリスト教大学

看護学科:「科学的思考基礎演習Ⅴ」授業風景

実践力を養うために

2年生の授業風景を紹介します。1年生では人体の構造や基礎的な看護技術について学び、2年生で疾患について学修します。基本的な医学的知識と看護技術を学修したところで、科学的思考基礎演習Ⅴでは、看護実践力の基礎を身に付けるために、これまで学んできた知識と技術を統合する授業を展開しています。
この授業は講義と演習を組み合わせて行っています。写真は医療面接と臨床推論の実習風景です。これまで学生は患者とのコミュニケーション技術を学んできますが、ここでは、どのようにして疾患を抱える患者の症状を聞いていくか、より実践的な能力を養っています。学生同士で見学し、意見交換することで技術が目に見えて向上しました。また、患者に起こっている症状の見方を講義ビデオやシミュレーターを用いて学び、その上で患者に何が起こっているかを論理的に考える訓練を行っています。これは臨床推論といって、医療の現場で働く上でとても大切なスキルです。
これまで学んできたことをどのようにして臨床実践に落とし込むかが重要であり、3年次の医療施設実習を見据えて学生一人ひとり真剣に演習に取り組んでいます。

授業風景