茨城キリスト教大学

教員インタビュー

児童教育学科教員 穂積 訓

ユニークな授業をとおして、自然に対する理解を深めます。

本専攻では、音楽や美術、遊びに関わる教材づくり、幼児・保護者への関わり方、教育環境など、さまざまな分野を総合的・実践的に習得することができます。とりわけ現在、教育の現場では子どもたちの自然体験の充実が期待されており、本専攻でも「労作体験」の授業を設けています。これは「自然と関わる力」について、実体験をとおして学習するもの。具体的にはキャンパス内の畑で、ジャガイモ、トウモロコシ、ナス、トマトなど、さまざまな品目・品種の作物を栽培・収穫しながら、動植物の外見や行動の違いといった自然科学的な事柄、味の違いや色の変化の不思議、生活とのつながりなどへの理解を深めていきます。子どもたちの野外活動をリードし、一緒にさまざまな自然を楽しめるような教員・保育者になれると同時に、子どもたちの成長を促す上で重要な生命観をどのように育てるか、といった視点も培うことができます。

受験生へのメッセージ

足元の草花や昆虫たち、周りの自然に目を向けると、いろいろな発見があります。子どもたちは日々、そうした自然の違いや変化に不思議さを感じ、体験しながら成長していくもの。あなたが虫や植物を無理に好きになる必要はありません。ただ、子どもたちが好きなものを否定せずに済むよう、苦手意識は克服し、身の回りへの関心を持ち続けてほしいと思います。子どもたちに共感し、自然や環境のガイドができるような教員・保育者をめざして、人間や自然、また、自分たちの地域や環境、社会、科学や文化についてなど、さまざまなものに興味を持ってください。