茨城キリスト教大学

失敗を恐れず、教育で世界に挑む

児童教育学科 児童教育専攻(現 児童教育コース)4年
原田 萌楓さん
新潟県立 六日町高校 出身
#教育 #国際交流 #挑戦心

この分野に進もうと思ったきっかけを教えてください。

物事に一緒に取り組み、そばで応援してくれる小学校の恩師にあこがれを抱き、子どもの頑張りをそばで支え、成長を促す教師なりたいと思ったことがきっかけです。さらに、中学校の恩師がJICA(国際協力機構)での実務経験があり体験談を聞いて、国際的な教育活動にも関心を抱くようになりました。

JICA経験者である恩師の体験談から、どんな影響を受けましたか。

現在の自分の生活環境がいかに恵まれているかを実感しました。その一方で、環境に違いがあっても、教育の機会は誰にでも平等であるべきだという思いから、海外での教育活動に関心を持つようになりました。
また、インフラが十分でない地域の子どもたちが目を輝かせている姿を写真で見て、その土地ならではの可能性や魅力にも興味が湧きました。

新潟ご出身と伺いました。本学に入学を決めた理由を教えてください。

小学校教諭一種免許状と特別支援学校教諭一種免許状の両方を取得できる点が、進学先を選ぶ上で大きな決め手となりました。
正直なことを言うと、第一志望の大学ではありませんでしたが、茨城キリスト教大学に入学してから、さまざまな特色や教育資源に触れることで、この大学を選んだ意義を改めて感じました。

入学後に感じた茨城キリスト教大学の魅力はズバリ何でしょうか。

「留学生との交流が活発であり、留学制度が充実していること」「教員との距離が近いこと」「他学科科目の履修により視野を広げられること」の3点だと思います。
外国人の先生やインターン生と英語で交流する「チャットアワー」や、若草寮(学生寮)で留学生と日常的に触れ合うなど、キャンパス内でグローバルな環境を体験できる体制が整っています。
また、日本語教員の資格をめざす過程で、留学生と密接に関わる機会も多く、道端で会ったときにも「やっほー!」と声をかけてもらえるのはとても嬉しいですね。

「教員との距離が近い」という印象はどんな場面で感じましたか。

茨城キリスト教大学には、教職を志す学生を支援する「教職支援センター」があります。2年次後期からは教員採用試験対策講座が始まり、学生一人ひとりに必須の面談も実施されます。
私はJICAを志望していたため、合格までの計画を個別に指導していただきました。学生の状況や目標に応じたきめ細かなサポートは非常に心強いと感じています。
さらに、「JICAでの活動後に教員採用試験に挑戦する際にはまた来ていいからね」と声をかけていただき、卒業後も支援が続くほど手厚いサポート体制があります。

ゼミではどんな活動をしているのでしょうか。

私は池内耕作先生のゼミに所属し、「教科書の全面的なデジタル化の是非」や「義務教育学校の推進に対する賛否」など、教育分野における多角的な論点についてディベートを行っています。
ディベートを通じて、自分がどんな教育をしていきたいのかという教育観を深めることができました。また、自己の主張や価値観を論理的に整理し発信する力を養うことで、説得力の向上および自信の醸成につながったと思います。
このような経験が、教員採用試験の面接で教育関連ニュースについて問われた際にも大いに役立ちました。

卒業後はJICA隊員として活動予定とのことですが、どんな隊員になりたいですか。

私は、国境を越えて教育の質を均等にし、子どもたちが「楽しい」と感じられる授業を提供できる隊員をめざしています。日本国内だけでなく世界各地で、自分の教育観と能力がどの程度通用するのかを確かめたいと考えています。
帰国後に小学校教員として勤務する際には、海外と比較して日本の児童に自主性が低い傾向があることを踏まえ、「失敗を恐れず挑戦できる」雰囲気の学級づくりを心がけたいです。