"COGNITION & LEARNING in SOCIAL INTERACTION"
「社会的相互作用における認知と学習」
11月22日(木)、現代英語学科に事務局を置く「Ibaraki Christian University English Education Network (ICEE-Net)」主催のEPIC (English Program of Ibaraki Christian University) 第40回研修会が行われました。今回はハワイ大学マノア校の教授であるガブリエル・キャスパー先生(Dr. Gabriele Kasper)にお話しいただきました。
演題は「社会的相互作用における認知と学習」(Cognition and Learning in Social Interaction) で、キャスパー先生はまずプラトンやアリストテレスに始まり、デカルトやウィトゲンシュタインといった哲学者たちによって発展させられてきた「認知」(cognition)の研究史をたどり、第二言語習得論に認知研究が与えた多大なる影響を強調されました。そのようにして現代におけるエスノメソドロジー、会話分析といった方法論が生まれてきた経緯を確認した上で、実際にフィンランドにおける授業風景の映像を見ながら、人間の学習がアイコンタクト、ジェスチャー、確認、問いかけ、一般化などから成り立つダイナミックなプロセスであることをお示し下さいました。実際の授業に活かすことのできるさまざまなヒントに溢れた講演だったと思います。