茨城キリスト教大学

教員インタビュー

文化交流学科教員 岩間 信之

社会の問題を「自分のこと」として感じ、自ら動く楽しみを。

「文化交流学科」と名づけられていますが、ここはいろいろな基礎学問を学べる場。たとえば「地理学」は、経済や政治、歴史、民俗、地形、気象など、すべての社会科学を地表上に投影した総合的な学問です。普段は当たり前だと思っている事象にも、実はさまざまな背景があり、互いに影響し合っています。地理学は、物事の「つながり」を空間的に読み解く、とても面白い学問です。ニュースで取り上げられている少子高齢化や難民・貧困の問題などは、決して他人事ではありません。これからの街づくりや地域活性化をどうすべきかを考えることも、一人ひとりに課せられたテーマです。これらはすべて、大学での学びです。これらの学びに加え、文化交流の経験をとおして「国際的な見方」を身につければ、将来、幅広い分野で活躍できる人になれるでしょう。

受験生へのメッセージ

さまざまな社会の問題を、自分のこととして身近に感じ、問題解決に向けて自ら動くことのできる人生を歩んでほしい。そのためには多少失敗してもいいから、どんどん外に出ることを楽しんでもらいたいと思います。大学は「教室で先生から教えてもらう」場ではなく、基礎を学んだ上で「外に出て自ら学び、実践する」という絶好の機会があるところ。あなたのチャンスが広がる場ですから、枠にはまらなくたっていい。ぜひ思う存分、楽しんでみてください。