茨城キリスト教大学

生活科学部 心理福祉学科:『2019年度 実習報告会』のご報告(2020年2月15日)

社会福祉士受験資格取得のため毎年8月、9月にかけて社会福祉援助技術現場実習Ⅰを行い、2月には『実習報告会』が行われます。
今年度は2月15日(土)に実習報告会が開催されました。
 
報告会には実習先施設の実習指導の方々や学生の保護者の方々もご参加くださいました。
実習指導者の方々からは発表のあと学生へのコメントをいただき、皆様熱心に聞き入ってくださいました。

この報告会で報告した学生たちは、社会福祉士の資格取得のため翌日から勉学に励みます。

学生代表挨拶


北村 梨紗

本日は、お忙しい中、実習報告会にお越しいただきありがとうございます。今日という日を無事に迎えられましたこと、大変嬉しく思います。

私は初め、カウンセラーになりたいと思い、心理を学ぶことができる本学に入学しました。しかし、社会福祉援助技術総論を通してソーシャルワーカーという職業を知る中で、心理にはない面白さがあることに気づき、私はソーシャルワーカーを志すようになりました。

ソーシャルワーカーへの道のりの第一歩として、2年次にはボランティア実習や心理福祉実習を行い、そこで初めて利用者の方と関わりました。そして、双方向のコミュニケーションをとることの難しさに直面しつつも、利用者の方の笑顔を見るたびに福祉の仕事に魅力を感じました。しかし、ソーシャルワーカーを目指すために学びを進めていく中でも、”これが本当に自分のやりたいことだ”という実感が沸いていなかった私は、このままソーシャルワーカーを目指すことに不安を感じていました。そして、不安を抱えたまま3年次の現場実習に挑みました。

実習では、自分が試行したソーシャルワークが結果につながらず、自分の無力さに落ち込む毎日でした。しかし、失敗を繰り返すたびに実習担当職員の方が丁寧に指導してくださったおかげで、次第に私は失敗の先にある新しい気づきや学びに目を向けることができるようになり、心の底から実習を楽しいと感じることができました。
また、現場で活躍するソーシャルワーカーと長い期間関わった実習であったからこそ、大学で学んだソーシャルワーカーの役割はもちろんのこと、実習施設が独自で取り組んでいる事業でのソーシャルワーカーの役割について知ることができました。そして、ソーシャルワーカーがいかに魅力的で、誇りある職業であることに気づき、“これが本当に自分のやりたいことだ”と実感しました。そして、この時本当にソーシャルワーカーを目指そうと心に決めました。

今日、実習報告会を迎えられたのは、たくさんの方の支えがあったからです。私と丁寧に向き合ってくださった実習担当職員の方をはじめとする実習先の職員の皆様、温かく受け入れ、多くのことを学ばせてくださった利用者の皆様、そのご家族の皆様、心から感謝しています。そして、熱くご指導し、私をここまで育ててくださった実習担当教員の皆様、本当にありがとうございます。また、私のやりたいことを全力で応援してくれた家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。最後に、どんなときにも支え合い、励まし合った25名の仲間たち。みんなの存在があったからこそ、私はここまで来ることができました。今日という日をみんなとともに迎えられたことを本当にうれしく思います。この実習報告会、長いようで短かった道のりの集大成を今から発表します。みなさんへの感謝の気持ちを込めながら、一生懸命お伝えしますので、どうか最後まで温かく見守ってください。
 

グループ1
 
『ソーシャルワークにおけるEAの導入~ストレングスに着目したフレームワークの提案~』


大和田 正輝 樫村 侑衣
金川 千夏 佐藤 瑛里奈
長谷川 優佳  

グループ2
 
『支援者に必要なQOLの4つの視点~利用者のための個別支援計画について考える~』


北村 梨紗 志賀 あう
清水 れい子 高橋 里奈
深作 彩乃  

グループ3
 
『アセスメントにおいて必要なソーシャルワーカーの視点』


荒川 香菜子 漆野 友紀
川島 美夢 藤枝 愛佳
松崎 光紗  

グループ4
 
『実習生の倫理的ジレンマ~倫理的ジレンマを解消するための7つのステップ~』


小野口 綾香 照井 優作
荷見 望恵 幡谷 匠
増子 春香  

グループ5
 
『実習スーパービジョンにおける スーパーバイジーとしてのスキル』


石井 七海 倉田 真奈
小室 雅揮 中田 那月
峯島 史佳 山形 はるな

発表の様子

会場の様子

学生集合写真

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