茨城キリスト教大学

生活科学部 心理福祉学科:『2017年度 実習報告会』のご報告(2018年2月17日)

茨城キリスト教大学生活科学部心理福祉学科の福祉コースでは、社会福祉士の受験資格取得のため、毎年8月から9月にかけ社会福祉援助技術現場実習を行い、2月には『実習報告会』が行われます。

今年度は、2月17日(土)に『実習報告会』が開催され、実習に臨んだ3年生19名、5グループがそれぞれのテーマに基づき、報告会が行われました。

毎年、2年生は設営や撮影、受付のお手伝いをしていただいておりますが、本年度は2年生の心理福祉実習生も報告会に自身の実習報告書を作成し、ご参加いただいた方へお配りしました。

学生代表挨拶


大久保 佑香

本日はお忙しい中、実習報告会にお越しいただきありがとうございます。

今日という日を無事に迎えられましたこととても嬉しく思います。

私は、幼い頃から家族に高齢者がいることもあり、近所の方も含め“お年寄り”と話すことが大好きでした。私はこうした高齢者の笑顔を大切にし、高齢者の生活を支える仕事がしたいと思い、本大学に入学いたしました。入学したもの、自分が思い描いていた大学生活とは異なり、次々と出される課題の山に苦しみ、今までこんなに課題に追われたことのない私にとってとても過酷なものでした。私はたくさんの課題を見るたびに“なんでこんな思いをしてまで福祉を学んでいるのだろう”と正直心が折れそうになったことが何度もあります。しかし、高齢者の笑顔を大切にし、高齢者の生活を支えたいという幼いころからの自分の夢を諦めることができなかったので頑張って実習をしようと思いました。

実習では、利用者の皆様と関わることが本当に楽しく、利用者の中には「大久保さんは笑顔が素敵だね。」と声をかけてくれる方もいて、私はその利用者からの言葉に実習中何度も救われました。実習中はこうした楽しみだけではなく、自分の学びを試行しようとしてうまくいかないことも多く、歯がゆい気持ちにもなりました。しかし、その気持ちを施設職員のみなさんが受け入れてくださり、何度も丁寧に優しくご指導してくださったことや利用者さんとの何気ないコミュニケーションから元気をもらい実習を無事やり遂げることができました。

今日ここに私が立ちここで報告をすることは、周りで支えてくれた方々のおかげです。お忙しい中、実習を受け入れてくださった実習先の職員の方々、利用者の方々、実習前から実習後もご指導してくださった先生方、実習報告会に携わり支えてくれた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。そして、私を福祉の道に導き何度も熱心に指導してくださった先生、実習中、わからないことばかりの私に優しく指導してくださった実習担当職員の皆さん。自宅で悩んでいた時優しく見守り、支えてくれた母。私がここまで頑張ることができたのは、多くの人のサポートがあったからです。そして、報告会に向けて一緒にたくさんの課題を乗り越えてきたみんな。全員でやっとここまで来ることができました。私は、今こうして一緒に頑張ってきた19人と報告会にでられることを本当に嬉しく思います。最後までみんなでしっかりやり遂げましょう。この実習報告会、長いようで短かった道のりの集大成を今から発表します。みなさんへの感謝の気持ちを込めながら一生懸命お伝えしますので、どうか温かく見守ってください。それでは、最後までよろしくお願いします。
 

グループ1
 
『スーパービジョンにおける自己覚知 ~パラレルプロセスの視点から~』


小野 萌花 栗田 美鈴
小林 萌香 三浦 杏奈

グループ2
 
『ICFの構成要素間に存在する相互作用 ~アセスメントの過程~』


井野 紗里那 郡司 華奈
今野 紗起子 水越 早紀

グループ3
 
『利用児者の成長に向けたエンパワメントプロセス』


鈴木 七夏海 鈴木 春香
本間 理恵 吉村 美柚

グループ4
 
『アドボカシーにおける権利擁護の機能 ~ソーシャルワーカーの役割~』


浅野 美夏 大久保 佑香
野上 史帆 吉久保 春佳

グループ5
 
『地域の中で誰もが自分らしく生活していくための支援~ケアリングコミュニティをめざして~』


磯前 遥香 根本 里咲
深谷 奈津希  

発表の様子

会場の様子

学生集合写真

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