茨城キリスト教大学

教員インタビュー

食物健康科学科教員 熊田 薰

食の安全や微生物について学び、食の奥深さにふれよう。

私が担当する授業では、食の安全性について、中でも食中毒の原因や予防に関わる微生物について学びます。また、微生物の培養や顕微鏡での観察、同定、増殖などの実験を行い、どれくらいの速度で増殖するのか、増やさないためにはどうすればいいのかを考えます。微生物は食中毒などを起こす一方で、日本人に馴染み深い醤油や味噌などの発酵食品に欠かせない、役に立つ存在でもあります。これら微生物の多様性や食をめぐる学問の奥深さについてもふれていきます。学生には興味を持って学んでもらえるよう、授業はわかりやすく、面白さが伝わるよう心がけています。

受験生へのメッセージ

まずは栄養に関する諸科学を学び、次に栄養以外の分野も学びましょう。できれば、強い興味を持ち、深く追求できる分野を見つけてください。学問に限らず、一つの分野を追求し続けることは価値あることだと思います。資格取得も大事ですが、そこにとらわれすぎることなく、未知のことを知る面白さを感じ取ってほしいと思います。大学での4年間は貴重な時間になるはずです。