学校法人茨城キリスト教学園

高校生を対象にした、新校舎建築記念講座が開講されました。

茨城キリスト教学園では、新校舎(大学・高校)新築工事が、2022年春・夏にそれぞれ竣工いたします。
そしてこの度、施工主の竹中工務店さまの全面協力のもと、本校の高校生向けの建築記念特別講座と建設工事現場の見学が実施されました。

建設中の新校舎を題材とした講座と現場見学を実施することで、建築物や建築・設計に興味関心を持つ生徒がSDGsや自らの学び舎(の歴史)について、専門的な学びの機会を提供することを目的に開催されたこの講座。

今回は、3つの講座と現場見学の機会を設けていただき、200名の高校生が参加しました。
  • 座学①コンクリート構造を知る
  • 座学②建築を通じた環境エコについて
  • 間取り設計体験
  • 大学新1号館、高校新4号館、竹中工務店事務所見学

座学①②はローガン・ファックス記念講堂で行われ、竹中工務店の車戸常務執行役員にお話いただきました。
「コンクリート構造を知る」パートでは、クイズも織りまぜながら、鉄筋コンクリート造の有名な建物や、私たちの新校舎に用いられる鉄筋コンクリートの特徴について教えていただきました。



現物の鉄筋を見せていただきながら、「鉄筋工ンクリートは引っ張られる力に強く壊れにくい特徴があり、経済的で使い勝手がいい」と解説する車戸常務執行役員

また、工事が始まる際に所定の圧縮強度があることを確認するために使う「テストピース」の現物も特別に触らせていただきました。



直径10㎝のテストピースは自動車約20台の重さに耐えられると聞いて、みんなびっくり!


また、「建築を通じた環境エコについて」パートでは、建設中の高校新校舎においては、屋根の断熱材を厚くしていたり、長いひさしで日差しを遮ったりするなど、省エネに配慮した造りとなっていることを学びました。

間取り設計体験

「間取り設計体験」パートは高校6号館4階多目的室で行われました。
“湖畔に建つ趣味のための家”を課題に、竹中工務店設計チームの皆さんからアドバイスを受けつつ、グループごとに間取りを考えました。



そこに住む人はどんな人で、どんな間取りを必要としているだろう…高校生の柔軟な視点で自由に考えます。 


約2時間考え抜かれた間取りは、スケール感が出ているもの、断面図の整合性がきちんと取れているもの、丁寧に描き上げられているもの、プロの視点から見ても完成度が高いものばかりでした。


グループごとにできた間取り発表!最も完成度の高かったものは、
なんと竹中工務店本社とネットをつなぎ、実際にCGのパース図にしてもらいました。


優秀チームには賞品の竹中工務店グッズが贈呈されました。

「現場見学」パートでは、工事真っただ中の現場内部に入り、担当者の皆さんから設計方法や安全対策を説明を受けました。実際に一部工程を体験させてもらったり、事務所でこれまでの工程写真を眺め、進捗状況を学びました。
 

竹中工務店の全面協力のもと、これから学び舎を使う生徒たちに向けてたくさんの学びの機会を提供していただきました。
この度は本当にありがとうございました。