学校法人茨城キリスト教学園

【イベントレポート】
本大学の佃 彰一郎教授による、学園出版書籍の挿絵原画展が開催中です

7月3日(土)より開催中の、大学 文学部・佃 彰一郎教授による、『聖書を引用する世界の著名人(2021,©茨城キリスト教学園)』に用いられた挿絵(ペン画)原画展の様子をご紹介します。

今年2月、茨城キリスト教大学教員4名によるテキスト『聖書を引用する世界の著名人(amazonのページにリンクします。)が出版されました。
英語力と聖書の英知を同時に育むことを目的としており、聖書を引用した著名人およびその引用された聖書の言葉に焦点をあてた、TOEFL iBT形式の問題が収録されています。
本著の挿絵として用いられた、本大学文学部・佃 彰一郎教授が描きおろした挿絵(ペン画)の原画展が、下記の通り開催中です。昨年7月に予定しておりました企画展の延期に伴う展覧会となっております。

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<展覧会詳細>
詩穂音 7月の企画展 佃 彰一郎『聖書を引用する世界の著名人』挿絵ペン画展
●会期 2021年7月3日(土)〜7月26日(月)
●企画・開催場所 詩穂音(シフォン)
 〒319-1411 茨城県日立市川尻町5丁目5−8
●営業時間
木金土11:00〜17:00
日月 11:00〜19:00
火  14:00〜19:00
毎週水曜定休
*7/23金曜は臨時休業


イベント開催期間も半ばの7月12日(月)、取材にお邪魔させていただきました。 最近は梅雨による雨の日が続いていましたが、この日は久しぶりの快晴。
まさに取材日和のお天気です。

開催場所の住所まで足を運ぶと、草木の緑と外観のクリーム色やえんじ色のコントラストが可愛らしい喫茶店が目に入ってきました。
入口に早速今回の展示案内を発見!わくわくしながらドアを開きます。


中に入るとさっそく佃教授の力作がずらり。吹き抜けの天井から差し込む光が作品を優しく照らしています。
迫力はあるものの、決してカフェの穏やかな雰囲気を邪魔することなく展示されており、作品を鑑賞する人、紅茶を飲む人、編み物をする人…お客さまは皆、思い思いの過ごし方をされていました。

佃教授は、大学でのお仕事の時間を除いてはできる限りこちらにいらっしゃるとのこと。在廊中の過ごし方を聞いてみました。

佃教授
「その時いらっしゃる人とお話させていただきながら、更にペン入れをしています。挿絵の小ささだと、描くことにより邪魔になってしまう細かな陰影や、紙面の構成上入れられなかった上下左右の続きを描き足しています。個展終了後に購入者の皆さんにお渡しするまでに、より良い形でお渡ししたいと考えています。印刷時の作品と加筆された原画との違いも楽しみながら鑑賞してみてください。」



「あちらが作者の佃先生です。」
マスターの小峰さんに案内されたお客さまは、皆さん嬉しそうにご挨拶や感想を述べられていました。
「芸術に触れる機会もコロナ禍において少なくなってしまいました。久々に絵に囲まれて、絵の素晴らしさについて語り合う時間を持つことができて良かったです。」と感想を述べるお客さま。

また、学園関係者からのお祝いのコメントを頂戴したり、実際に足を運んでいただく機会もあるとのこと。 この日は著者の上野学長・村上教授がお越しになり、3人で執筆中の思い出話に花を咲かせていました。
著者のお二人(左:上野 尚美 大学学長 / 右:村上 美保子教授)
お祝いにお花をいただきました。
上野学長
「著者や佃教授の個性や特技を持ち寄って形にできたこと、改めて嬉しく思います。機会があったら第2弾を出版したいです!」


村上教授
「佃教授に執筆時は聞けなかったエピソードをお話いただき、より絵画一枚一枚への理解が深まりました。」





最後に改めて、佃教授と、企画者であるマスターに感想をいただきました。
作品の思い入れについて語る佃教授
佃教授とお客さまとのやりとりを微笑ましそうに眺めるマスター
佃教授
「30点以上のペン画作品だけで個展を開催したのは初めてです。この度は改めて、学園と詩穂音に良い機会をいただきました。ご自身も画家であるマスターだからこそ、これだけ多くの作品を整理していただき、最も個々の作品が映えるように展示していただけました。感謝しています。一人でも多くの方に見ていただき、コロナ禍により閉塞感のある日々の気分転換となれば幸いです。」


詩穂音マスター 小峰 力さん
「長く付き合いのある佃先生とタッグを組んで、こうしてまた個展を開けて幸せです。加筆を行う先生の姿は、一画家として本当に参考になりますので、絵を描かれる方、またペン画の制作過程に興味がある方には一度お越しいただきたいです。 おいしいお茶とケーキを用意してお待ちしています!」



学園らしさを体現する出版物のチャレンジをきっかけに、絵画を通して地域の沈みがちな雰囲気を盛り立てる様子を取材することができました。

佃教授の個展は今月26日(月)まで。ぜひ足を運んでいただければ幸いです。