学校法人茨城キリスト教学園

初の快挙!親子3人同時トリプル卒業!!

なんと!学園に通う3人が、しかも親子で同時に卒業という”偉業”が成し遂げられました。

 この快挙の主人公は、3月に茨城キリスト教大学大学院看護学研究科を修了した田口綾さんと、茨城キリスト教学園中学校を卒業した優衣さん、心優さんの双子の姉妹。学園では兄弟が中学・高校など同時に卒業したり、3世代が卒業生というケースはありますが、親子で、しかも同時に3人が、というのは極めて珍しく、初めてのことです。

18日の大学院学位授与式に娘さんたちをお呼びして晴れ姿を撮らせてもらいました。

 

学位授与式に臨む田口 綾さん(周囲の方は加工しています。)

お母さまの綾さんは日立総合病院の手術室看護師長さん。激務の中で3年間の学びの時を持ちました。茨城キリスト教学園高校の卒業生で、陸上部で駅伝の選手でした。




優衣さんは中学校コーラス部(全国大会金賞)、心優さんはテニス部(関東大会出場)と部活でも大活躍のふたり。取材の翌週からは小1から続けているガールスカウトの大会でニュージーランド行きを控えていました。二人にとって母の綾さんは「いつも明るい人」とのこと。

綾さんによれば、この3年間は、3人で一緒に勉強する時間も多く、一緒に車で通学したり研究・部活終わりで共に帰宅したり、それまでとは違った時間を過ごすことができたとのこと。優衣さんは料理、心優さんは掃除・洗濯で綾さんの仕事と研究を支えてくれたそうです。



学位記と卒業証書を手に親子で記念撮影しました。

医療現場での経験だけではなく、看護管理分野の知識を深めていく必要を感じて大学院の社会人枠の門をたたいた綾さん。
大学院修了の学位記を手にして「重みを感じた。これがゴールではなく、スタートだと思っている。」と言います。

病院の激務にコロナ対策も重なり、家庭のこともある中での研究は大変だったのでは?と問うと、「何度も音を上げそうになった。特に修士論文で苦労していた時には、ふたりの娘が、『あともう少しだから!』と励ましてくれた。また、勤務先の病院の仲間も応援してくれて、院長をはじめ医師や同僚がサプライズで動画メッセージを送ってくれた。名前が入ったうちわまで用意してくれていて感激した。病院が大切にしているチーム力の証だと思う。」と当時を思い起こしていました。

学位記授与式の後、8号館で。

最後に、トリプル卒業の快挙について聞くと、「目標を持つことが大事であること。目標を達成するのに年齢は関係ないこと。そして、願いは叶う、ということ。娘たちにも少しは伝わったと思う。実現させてくれた学園の皆様に感謝したい。」と語ってくれました。

綾さんは大学院で学んだ看護でのマネジメントを職場のスタッフに教え始めています。優衣さん、心優さんはそれぞれ将来の夢を持って高校に進学します。学園で共に学んだ3人がそれぞれ希望に満ちた春を迎えます。

先生たちとも祝福のごあいさつ


取材を終えて~

困難を乗り越えて実現した快挙に心から拍手を送ります。素晴らしい旅立ちの時に立ち会えて感激でした。
総合学園だからこそ実現した親子同時卒業だとお話しになっていました。学園としても、とても誇らしく思います。ご活躍をお祈りいたします。