学校法人茨城キリスト教学園

ヴォス校長の探究活動
📷3月📷

中高校長 ランドル.W.ヴォスによる
新校舎ブログ[3月度]

中高校長のランドル.W.ヴォスです。
3月30日(水)、高校新4号館は無事に本高校に引き渡され、特にこだわりをもって設計された“多目的ホール(仮称)”にて竣工式が執り行われました。

竣工式の様子は下記リンクからご覧いただけます。


竣工式前には、今回の新校舎建築にあたり絵画作品を寄贈してくださった、本高校OBでもある村田さまに感謝状の授与と新校舎案内をさせていただきました。
★村田さんおよび絵画紹介記事はコチラ(1月号)






まるでこの校舎入口のために描かれたような、大きさ、作風、オーラに、その場にいる全員が感慨深そうに絵画を眺めていた姿が印象的でした。絶対にこの絵をここに置いたら間違いないと思っていたので、とても嬉しかったですね。

村田さんからは「こうやって多くの目に触れてもらうことが一番だと思っています」というお言葉をいただきました。

さて、感謝状を贈らせていただいた後は、竣工したばかりの校舎も見ていただきました。


村田さんにお伝えさせていただいたポイントをいくつかブログでもご紹介しますね。

学園のイチョウの木々の移ろいを表した緑の壁面です。階が上がるにつれて、深い緑になっていきます。

コロナ禍に計画された建築物ということもあり、換気設備も完備しています。竣工したばかりなのに塗料の臭いがそこまできつくないのも、この換気設備のおかげだと思います。 

従来の水飲み場を廃止し、ウォーターサーバーを設置しました。直接口を差し出さずに済むので衛生的ですし、わざわざペットボトルの水を買わずに済むのでエコにも繋がります。

iPadでの授業を鑑みて、従来よりも天板が15㎝大きい机を採用しています。

教室は壁一面ホワイトボードに。思い立った時に自由に書き込みできます。「はじめ!」の合図で一斉に答えを書き出したり、探究学習で自由に意見を発散したり…どんな光景が見られるか今から楽しみです。

学園の木々に囲まれながら勉強できるラーニングエリアです。本校の生徒たちは放課後になると、職員室などの壁側に設けられたスペースで勉強している姿が印象的です。そんな姿を見ていた私たちは、より多くのラーニングエリアを作ろうと思っていました。

新校舎は、色(ex.階段の壁)や素材(むき出しのコンクリートや木のような床[この床、実際はビニールですが])で“自然”を体現しています。コンクリートの柱などはすべて面取りされており、安全性も同時に担保しています。



…いかがでしたでしょうか?たくさんの想いを込めて竹中工務店の皆さまとともに造り上げた校舎であることが伝われば嬉しいです。

村田さんからも
「母校がよりよくなっていく姿を見れて嬉しい」
「同窓会・いわき支部にも在籍しているので、引き続き精力的に活動していきたい」
という心強いお言葉をいただけました。


さて、ここまで毎月お届けしてきたヴォスブログも、一旦ここで最終回となります。
(外構工事等はまだですので、進捗はまだまだありそう…?その時には突発的にブログをアップするかもしれません)

この校舎で過ごす中で成長していく本高校の様子を見守っていただければ幸いです。

本当にありがとうございました。

ランドル.W.ヴォス