
本学では毎年SD(Staff Development:大学教職員の能力開発)研修会を実施しています。今年度は危機管理の一環として、AEDの使用を含む心肺蘇生法の実技演習を伴った研修を行いました。
野口チャプレンによる祈祷で研修が有意義なものとなるよう導いていただき、川又事務局長の挨拶から研修がスタートしました。
今回のSD研修では、NPO法人いばらき救命教育・AEDプロジェクト主催令和6年度夏休み!オンライン心肺蘇生・AED教職員研修「仕組みがわかったからできるよ!」にオンライン参加する形で実技研修を実施しました。この研修には、茨城県内の公立学校を中心に196校、約5,200名の教職員が参加していました。講師は、立川法正氏(NPO法人いばらき救命教育・AEDプロジェクト理事長、豊後荘病院医師・救急科専門医)で、具体的に事故を想定しながらの解説により、心肺蘇生やAEDを使用する理由・仕組みを理解しながら具体的な実技演習を実践しました。
オンライン研修では、時折、理解度を確認するクイズが行われた。スクリーンに映し出されたコードを読み取り、グループごとにスマホから回答。全参加学校を市町村ごとに3つのエリアに分けて正答率を競い合った。
心肺蘇生トレーニングキット「あっぱくんライト」を使った実技演習では、参加者各人のマッサージテンポがはじめはバラバラであったものが、研修が進むにつれ、パプリカ♪のリズムに合わせて行うことで、適切なテンポをつかむことが出来た。
・AED研修を受けたいと思いつつ、受ける機会を得られずにいました。職員として必須であるべき知識を習得できたことに感謝いたします。
・今年、AEDや幼児安全救急法などの研修を受けたいと考えていたので、学内の研修として受講ができて良かったです。自身も数年前に実技研修を受けていたものの、誤った認識をもっていたことが分かったうえ、心機能等の仕組みの解説でより理解が深まったので良い学びでした。