学校法人茨城キリスト教学園

ローガン・J・ファックスについて

ローガン・J・ファックス

学園創設の中心的な役割を果たし、今日、認定こども園・中等・高等学校・大学・大学院の各課程により、幅広い教育を展開する学園の礎を築くとともに、日本の短期大学制度の確立と教育相談(カウンセリング)のパイオニアとして多大な貢献をした人物。

略歴

1922年:キリスト教の宣教師ハリー・ファックス Srの次男として東京で生まれる。
1946年:ペパダイン大学にて宗教学の学位を取得。
1947年:シカゴ大学大学院で心理学の修士号を取得。
     ぺパダイン大学で教育学と心理学の講師として勤務。
1949年:シオンカレッジ(後の茨城キリスト教学園短期大学)初代学長に就任。
1952年:学園第2代総長に就任(1961年まで)。
1955年:第1回夏季カウンセリング講習会開催(以降14回にわたり同講習会を開催)。
1999年:日立市特別名誉市民の称号を贈られる。
2023年:3月24日ワシントン州にて100歳の生涯を閉じる。

「ノー・ルール(No Rule)」の提唱

「真の学びは、教えられるものではなく、自由な雰囲気の中で『生徒・学生が自ら学びとること』による。よい学校は、生徒・学生たちが自らを教育して自立できる、ルールのない自由な教育が実践できる場である。」 ローガンは短大学長就任後、「ノー・ルール(No Rule)」を提唱・実践した。すなわち、ルールの礎は聖書の中にあると説き、校則は設けなかった。大戦後の混乱期の続く日本において、このような自由な思想が貫徹されたことは高く評価された。学園内には、はつらつとした雰囲気がみなぎっていったと言われている。

「我らが学園の理想」起草

第2代総長に就任したローガンは1955年1月、「我らが学園の理想」を発表しました。キリスト教の愛に根差し、リベラルな学園作りを推進するという情熱的なメッセージが多くの人の心をとらえました。

第1回夏季カウンセリング講習会開催

ローガンはシカゴ大学でカウンセリングを修め、1955年以降14回にわたり夏季カウンセリング講習会を開催しました。恩師カール・ロジャーズ博士から学んだ当時最先端のカウンセリングを日本に紹介した功労者でもあったのです。

ローガン・
ファックス
コーヒー

ローガンの功績を称えかつて愛飲していたコーヒーを再現した商品。
2017年に創立70周年を迎えた際に、本学とサザ・コーヒー(ひたちなか市)で共同開発された。

ローガン・ファックスコーヒーは、当時ローガンが学生のために開いていたコーヒーパーティーの様子を推し量り、豆の選定を行い、抽出方法も忠実に再現し作られた。

ローガンと
コーヒーの歴史

ローガンが再び日本の地を踏んだ1948年、日本国内ではコーヒー豆の輸入は禁止されており、一般人が買い求められるコーヒーは流通していなかった。そんな中、夫人とともに来日したローガンは学園内に設けられた住居に学生を招いてはコーヒーパーティーを開いている。英語のみならず茨城弁も話し、学生からも人気のあったローガン。その時振る舞ったコーヒーは、米軍の座間基地や立川基地内にあった、日本在住外国人のための食材販売所で購入されたもの。品種は、アメリカで広く普及しているコーヒーブランド『フォルジャーズ』や『ユーバン』だったという。

ローガン・ファックス コーヒー

<商品情報> 名称:レギュラーコーヒー(中挽き) 原材料名:コーヒー豆(生豆原産国:グァテマラ、エルサルバドル) 内容量:12g <販売場所> サザ・コーヒー本店および当学園生協売店内

茨城ヒストリアカフェ

ラインナップ 『徳川将軍珈琲』 『プリンス徳川カフェ』 『渋沢栄一仏蘭西珈琲物語』 『五浦コヒー』 『鷹見泉石珈琲物語』 『小野友五郎珈琲物語』 『ローガン・ファックスコーヒー』 1パック12g 税込み1,200円 <販売場所> 茨城県立歴史館、サザ・コーヒー本店および当学園生協売店内