学校法人茨城キリスト教学園

ヴォス校長の探究活動
📷12月📷

中高校長 ランドル.W.ヴォスによる
新校舎ブログ[12月度]

中高校長のランドル.W.ヴォスです。
気が付けば校内のクリスマスイベントシーズン、今年も残すところわずかとなりました(ご自宅でクリスマスが楽しめるように、学園HPではクリスマス動画の配信が始まっています。ぜひチェックしてみてください)。
 

皆様も師走という事で忙しく過ごしていることかと思います。私も例に漏れずバタバタとしている最中ではありますが、このブログではちょっと一息ついて今年の振り返りをしてみます。


私の部屋(校長室)には、最初に竹中工務店がプレゼンをしてくれた際にお持ち込みいただいた「高校新4号館1/200模型」があります。
 
当時、学園では

1)学生・生徒たちの学びへの“負担”を最も軽く抑えるために、工事期間を最大限短く、集中して行いたい
2)先人からの大切な原資をいかに効率的に活用するか検討した結果、設計・施工を同時進行させることがコスト面で最も効果的である

という2つの理由から、大学新1号館との同時建設を選択しました。

この“同時建設”が可能な事業者を集い、コンペを開催したのですが、ほとんどの事業者に、このような3Dプリンター等の最新技術もフルに活用した模型をお持ち込みいただきました。皆様の熱量がうかがえて非常に感動したことを覚えています。

竹中工務店にお願いすることが決まった後も、折に触れては高校と竹中工務店で会話をしながら、試行錯誤を続けました。
この模型を見ると、現在建設中の建物とはずいぶんと違いがあり、それだけ会話を重ねてきたということを振り返れるんです。

例えば、高校新4号館の一番の特徴である階段型ホールは、当初はレンガ造りの壁でした。


会話を重ねる中で、森と木漏れ日が差し込んだほうがいいだろうと、ガラス張りにすることが決まりました。

また、当初はバルコニーや居抜きの場所だったところも、一つでも学習スペースを増やそうと、学習エリアに代わっています。
 
これらは私たちの意見をもとにした変更もあれば、竹中工務店から受けた提案もあります。
高校と竹中工務店、双方の試行錯誤のもと、“一緒に創り上げてきた校舎”なんです。

高校新4号館の工事は、外面の作業のほとんどが終わり、これからは中を本格的につくりこんでいくフェーズです。
今までは、外から撮影した写真を共有させていただいておりましたが、ここから先の見た目上の代わり映えは望めなそうです…
ですので、年明けからは、あまり表には出ていないエピソードを中心にお届けできればと思います。
引き続きチェックしていただければ幸いです。


それにしても…この模型、本当に細かいです(校舎は1階ずつ取り外しながら、各階の構造を確認できます。)
校庭には様々な年代や性別の人々がいらっしゃり、まさに地域に開かれた学校になることを想像させてくれます。

今年も大変お世話になりました。それではまた次回。