拝啓 時下、ますますご清祥のことと存じます。茨城キリスト教学園は、創立以来多くのみなさまに支えられ、今では約4千人の園児、生徒、学生が集い学ぶ総合学園として発展してまいりました。特に本年(2017年)は、おかげさまで学園創立70周年、大学創立50周年を迎えます。現在、周年記念事業(学園ホームページhttp://www.icc.ac.jp/70th)も行っております。改めて、みなさまのご支援に厚く御礼申し上げます。
本学園では1991年に「外国人留学生奨学援助基金」を設け、これまで学園に関係する多くの方々のご賛同とご協力を得て、援助基金活動を行ってまいりました。
本基金は一期を5ヶ年として、各々の期の募金目標額を3,000万円に設定いたしております。基金の運用益と募金の一部を用いて、これまでに延べ150名(1991年度~2016年度)の外国人留学生に対して奨学援助金を支給してまいりました。第6期の3年目に当たる2016年度には36名の有志の方々から1,238,000円のご寄附が寄せられ、スタートから2016年度末までの基金総額は62,905,150円に達しました。
2016年度は、正規留学生1名(一人当たり月額8万円支給)に960,000円および単年度交換留学生11名(一人当たり月額3万円支給、5名に12ヶ月・3名に11ヶ月・1名に6ヶ月・2名に5ヶ月分)に3,270,000円、合計4,230,000円の援助金を支給いたしました。
東日本大震災及び原発事故以来、本学園では、残念ながら正規入学外国人留学生が減少しておりますが、原則1年間のみ滞在する交換留学生は増加傾向にあります。2014年度から当該留学生に対してもこの奨学援助を始め、正規学生として在籍する留学生に対して一人当たり月額8万円を支給する規程改定を2016年4月1日付で行いました。
第6期募金活動は、2017年度で4年目となります。昨今の格差社会の広がりの中、低金利状態が続いておりますので、基金の運用益(利息他)に頼っての十分な援助活動が困難な状況であることをご理解いただき、何卒この募金活動に賛同し、ご協力くださいますようお願い申し上げます。第6期の募金要領は下記のとおりです。
敬具
2017年7月
発起人代表 茨城キリスト教学園 理事長 細川 知正
茨城キリスト教大学 学長 東海林 宏司