今、何が求められているかを問い続けていきたい
大学 学務部学務課
加藤 哉良
Profile
本学を卒業後、障がい者の就労支援に携わる。2008年から茨城キリスト教学園に入職し、大学入試広報部にて入試業務を担当。2013年からは大学学務部学務課で看護学科・経営学科の担当のほか、教学システムの運営を中心となって行う。
茨城キリスト教学園職員採用に応募したきっかけを教えてください。
思い立ったが吉日。導かれるように学園職員へ
小学校の教員免許を取得した大学時代。現場での画一的な教育システムに疑問を感じてしまった自分がいました。就職は教育業界ではなく、福祉の現場に。それでも教育への情熱が再燃したときに、ちょうど母校である茨城キリスト教学園の求人を見つけました。大学は個性を伸ばす場であり、自身の携わりたかった教育像に近かったこと、福祉の業務で培った経験を様々な悩みを抱える学生にフィードバックできることが直感的に閃いて、導かれるように採用試験を受けました。
現在担当している業務について教えてください。
任されている業務の先を見据えながら
学務の仕事は多岐に渡りますが、自分が中心となって携わっているのは教学システムの運用です。Webシステム上で学生が履修登録、時間割の確認、課題の提出等を行い、教員も同様に成績や出欠、課題の管理ができるのがこの教学システム。ユーザーである学生・教員が問題なく使用できるように、日々パソコンに向かって様々な機能の設定から、運用に向けての構築を行っています。また、並行して窓口での学生相談にも応じていて、履修や学生生活の不安を取り除けるように対応しています。どちらの業務でも、その先にある一人ひとりの学生や教員が何を求めているかを捉えて、ニーズに沿った対応で解決に繋げられるように心がけています。
印象に残っているエピソードは?
伝える言葉には責任を持って
入試広報部のとき、進学説明会で話した高校生がその翌年に入学し、「加藤さんの説明で茨キリへの入学を決めました」と言ってくれたことがありました。うれしい気持ちがあふれると同時に身が引き締まる思いになったことを覚えています。言葉には責任が伴います。入学が後悔にならないように、これから始まる大学生活を全力で支援していかなければなりません。4年後に笑顔で卒業できるように、自分なりのアドバイスとサポートを続けていきたいと強く感じました。
お仕事で大切にしていることは?
教育に完成形はない
魅力的な大学としてさらに歩みを進めていくには、選ばれる大学になる努力を続けていかなければなりません。今ある学生サービスを持続するだけではなく、新しい考えや方法を取り入れていくことで、その時代に合った教育が生まれていくのだと思います。教育に完成形はありません。絶えず改善していくことを試みながら、「学生や教職員、保護者の方が求めているコンテンツが何か」という俯瞰的な視点で学園のミッションを捉えていきたいと思います。
取材日:2020年3月
※プロフィールは当時のものです。
入職を考えるみなさんへ一言お願いします。
物事には様々な側面があり、それは「人」にも当てはまります。固定観念にとらわれず新しいアイデアと視点で学生の可能性を広げていく、そして必ずアイデアを「形」にしていく行動力を持つような方、またはその可能性を秘めている方に是非応募していただきたいです。
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