学校法人茨城キリスト教学園

先輩職員紹介

学生・生徒・園児の未来を支えていけるよう、頼れる職員をめざしたい

法人事務局 総務部財務課
島﨑 聡美

Profile

都内の大学を卒業後、広告代理店に就職。その後、総合人材サービス企業を経て茨城キリスト教学園に入職し、大学キャリア支援センターにて学生の就職活動のサポートを担当。2019年からは法人事務局総務部管財課で学園内の施設管理を行う。 2023年6月から2024年8月まで産前産後・育児休業期間を経て2025年4月から法人事務局総務部財務課にて勤務。

「そして、あれから5年…」と題して寄稿をお願いしたところ、
パパ撮影の近影と共に、3人目のお子さんの子育てを支える家族の協力や、育児休業から職場復帰に向けた保育園入所時に感じた苦悩を振り返り綴ってもらいました。
ママの背中をしっかり見守るパパとお子さんたち。島﨑さんご家族のご協力に感謝いたします。(2025年6月)

今回3度目の産前産後休暇と1年間の育児休暇を取得しました。
お休みをいただく前にお休み中の体制を整えていただいたため、安心して産休に入らせていただきました。取得に際し、様々配慮していただき心から感謝しております。

産前は上の子たちがだんだんと大きくなるお腹を優しく撫でてくれたり、胎動を一緒に感じて喜んだり、一緒に赤ちゃんを迎える準備をしながら家族の誕生を心から待ち遠しく楽しみにしてくれていました。
産後は1年間日々成長する子どもを一番近くで見つめることができましたし、小学生の上の子たちが小さいお母さんとして一緒に成長を見守って手助けしてくれたので、家族の絆が更に深まった1年間だったと振り返ります。
最近では末っ子の成長によりコミュニケーションが取れるようになってきて、姉弟で笑い合って遊ぶ姿もあり、そんな様子を心から嬉しく思っています。

復帰にあたって、一番大変だったのは保育園が決まるまででした。
当初希望していた入園日(復帰の半月前)では希望ができる第3希望までの保育園に空きがなく、待機の状態に。住んでいる市の情報では自宅から職場までの間で空きがある保育園が全くない状況で育児休暇の延長についても視野に入れる必要が出てきてしまい、上長と関係課の方に相談し、必要な手続きを確認しながら先行きが見えない不安な時間を過ごしました。
次の入園日(復帰の5日前)になんとか第3希望の中で内定をいただけましたが、入園日と職場復帰の日が近く、慣らし保育の期間をどうやりくりしていったらいいのか・・・やはり不安な状態でした。幸い、復帰した8月は職員も夏期休暇を取得できる期間なので、慣らし保育期間は夏期休暇や時間休を充てさせていただいて乗り切る事ができました。同じ課の方々には復帰後も様々ご迷惑をかけてしまいましたが、「リズムが整うまで家庭を優先にしてくれて大丈夫だから」と安心する言葉もかけていただき、本当に心から感謝しています。
子どもも保育園の温かい雰囲気や優しい先生方に恵まれて毎日元気いっぱい通ってくれています。

仕事復帰をして一番大変だなと感じるのは帰宅後から子どもたちの就寝時間までの目まぐるしい時間ですが、なんとか夫と協力しながら日々をこなしている毎日です。でも、「お母さんである自分」と「仕事をする自分」を並行している方が心のバランスがとれるようにも感じています。
 
子どもたちは全員1歳ちょうどから保育園にお世話になっていることもあり、特に上の子たちは「お母さんが仕事をしている」ということがすでに当たり前で理解をしてくれています。そんな子どもたちにも感謝でいっぱいです。子どもたちに寂しい思いもさせてしまっていると思いますが、いつか仕事を頑張る母の姿を誇りに思ってくれる時が来たらいいな、働くって楽しいことなのだなと思ってもらえたらいいなと思っています。
まだまだ子どもが小さく、体調不良等で同じ課の皆さんにご迷惑おかけしてしまうこともあると思いますが、お力を借りながら、家族でも力を合わせながら仕事に向き合っていきたいと考えています。

また、2025年4月より仕事内容が変わり、新たな挑戦となります。ひとつひとつ着実に仕事に向き合っていけたらと考えています。

取材日:2020年3月

※以下のプロフィールは2020年当時のものです。


取材日:2020年3月
※プロフィールは当時のものです。

茨城キリスト教学園職員採用に応募したきっかけを教えてください。

学生を支え、未来へ送り出す仕事に携わりたい 

前職では新卒採用を担当していました。入社試験で勝ち上がってくる学生の多くは、元気でハキハキと話す、いわゆる就活の優等生たち。けれど、その裏には就活で悩み、苦しみ、もがいている学生たちがいることを漠然と考えていました。家庭の事情で地元の茨城に戻り、茨城キリスト教大学のキャリア支援センターの求人を紹介されたとき、「ここだったら就活の色々な悩みを抱えた学生に寄り添い、支える仕事ができる」と思ったんです。自分の経験を生かすこと、それが自分の地元でできることにも喜びを覚え、この仕事に携わりたいと志望をしました。

担当業務について教えてください。

学園に関わる全ての人が安全・快適に過ごせるように 

私が所属している管財課では、建物の建築や修繕をはじめとした施設や設備の取得・維持管理のほか、樹木や庭園の管理、警備・清掃等を管轄しています。私の主な担当は、備品等の資産管理やリース契約、学園内の電話内線管理、庭園管理等です。例えば、建物の日当たりを考えて樹木の整備を依頼し、強風で折れそうな枝を取り除くように、快適性や安全性への配慮をしながら行っています。また備品をシステムに登録し、電話料金等の各部門への配分や支払い伝票を作成する事務を行いながら、突発的な空調の故障があれば現場にかけつけて問題解決にあたるなど、何でも屋さんでもあります。といっても、この部署ではまだ配属されて1年目。周りの方の温かいサポートを受けながら、今は一つひとつの業務を学んでいる最中です。

印象に残っているエピソードは?

学生の成長が見られるのは大きなやりがい

キャリア支援センターのときのことです。部署の「新しいことには何でも挑戦していこう」という雰囲気にも後押しされ、自ら「就活塾」という企画を立ち上げました。学内のあちらこちらに掲示を貼って、集まったのは30人ほどの学生たち。塾の内容は自己PRを考えることをはじめ、自信を持って人前で発表するためのポイント、相手の心をつかむ話し方などをゼミ形式で教えること。就職活動への意識付けを促し、悩みを解決できるよう試行錯誤の連続でした。今思うと毎週の活動は手探りで苦労しましたが、次のプログラムを考えることも楽しかったです。思い出深かったのは、笑顔を自分のアピールポイントにしたいという学生。でも笑顔は基本的に備わっていて欲しいものなのでPRするには弱い部分もあるし、何より面接練習でも緊張のあまり笑顔が全くでなくなるのでPRに説得力がありませんでした。なかなかでなかった結果の中で、あるとき「面接って頭に覚えてきたことを伝える場所じゃないですよね」と気づいてくれたときがありました。そこから硬さがとれ自然な笑顔が出て「君の笑顔はいいね」となって採用に。就職活動を通じて成長をする姿を目の当たりにした瞬間でした。


樹木の管理も大切な仕事。2度倒れてしまったミモザが元気に。

仕事で心掛けていることは?

今自分に何ができるのかを考え行動すること 

学園の仕事は多岐に渡るので、部署によって仕事がまったくと言っていいほど変わります。キャリア支援センターは学生支援の最前線。学生と面談する際、明るく前向きになってもらえるような声掛けを意識していました。せっかく貴重な時間を使って足を運んでくれたんですから、プラスになるようなお返しがしたいですよね。対して管財課は縁の下で支える仕事。円滑に仕事やコミュニケーションが進むように、業務の記録を残し、様々な方との連携を図っています。共通していることは、今置かれている場所でどのような貢献ができるのか、前向きに考えながら行動しようという気持ちです。また、いつか子どもに自分の仕事を誇れるよう目の前の業務に取り組んでいきたいです。

入職を考えるみなさんへ一言お願いします。

どんなことにも興味をもって前向きに取り組める方、自らコミュニケーションを取っていける方にぜひ応募してほしいと思います。私たちが携わるのは学生・生徒・園児の未来を支える仕事です。ともに学園を盛り上げていきましょう。

1日のスケジュール