茨城キリスト教学園中学校高等学校

図書委員会の活動報告2019

「書店×学校図書館コラボレーション企画」

 川又書店水戸エクセル店5階(水戸駅隣接ビル)にて、中高図書館や図書委員会活動を紹介する展示を、4月中旬まで開催しています。ぜひご覧ください。

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はじめに

図書館は出会いです。一冊の本が一人の人間に出会うところです。
一人の人間が一冊の本に出会うところです。

図書館は癒しです。ひどく落ち込んでふさいでしまったあなたの心を、静かに優しく開いてくれる一冊の本が、そっとあなたに開かれるのを待っています。

図書館は励ましです。心折れてぽしゃってしまった君の勇気を、再び奮い立たせてくれる一冊の本が、きっと君の手に取ってもらえるのを待っています。

図書館は誘惑です。はじけんばかりにふくらんで、ひりひりと震えているあなたの好奇心に、触れれば必ず感応する本が、たくさん並んで待っています。

そして何よりも、図書館は解決です。この世で生きることの問題に、あらゆる角度から考えるヒントを投げかけてくるいろいろな本が、あなたたちと出会うのを待っています。

つまり、この世界はどのように成り立っているのかという問いと、私たち人間はどこから来てどこへ行くのかという問いとの間に無数にある、ささやかな疑問から大問題まで、それぞれに応じてその解決の手がかりを秘めた本たちが、君たちを待っています。

2020年3月 茨城キリスト教学園中学校高等学校図書館

第20回記念(2019)みんなで教育を考える 「いばらき教育の日」推進大会 善行表彰

日 時 2019年11月1日(金)8:30~15:00
会 場 茨城県立県民文化センター 大ホール
主 催 みんなで教育を考える「いばらき教育の日」推進協議会
後 援 茨城県、茨城県議会、茨城県教育委員会ほか
表 彰 茨城キリスト教学園中学校高等学校図書委員会
 
 カンボジア、ラオス、ミャンマー難民キャンプなど、紛争や貧困といった様々な理由から、絵本を一度も読んだことのない児童生徒が通う学校や図書館へ、中高図書委員会では茨城キリスト教大学で学ぶ留学生(インドネシア、中国、ベトナム)とともに、海外へ絵本を送るボランティア活動に毎年取り組んでいます。地雷原の看板が読めずに地雷を踏む事故、処方箋が読めないことによる薬の誤用など、識字教育は命を守ることに繋がります。

全国高等学校ビブリオバトル2019東日本大会

日 時 2019年9月8日(日)11:30~16:30
会 場 成蹊大学
主 管 読売新聞社
後 援 文部科学省ほか

 学校代表として、高校2年9組の林芽衣さんが今回選んだ紹介図書はD.カーラン、J.アペル共著『善意で貧困はなくせるのか?』みすず書房(2013)です。「どの部分を切り取ったら聴く人の興味関心を引き出せるのか、ということを考えました。文中の一例に絞った発表内容とし、印象に残りやすく良い構成になったと思います」とのこと。本校図書館に所蔵しています。ぜひお手に取ってご覧ください。
  

電子図書館利用案内

 茨城キリスト教学園中学校高等学校に所属する中高生のために、電子図書館を導入しました。パソコンやタブレット、スマートフォン等から電子書籍を利用可能です。英語学習に役立つOxford bookworms library(試し読み可)、大学入試小論文対策に岩波ジュニア新書、名作揃いの岩波少年文庫など、多数揃えています。大いに活用してください。

図書委員会校外研修「第6回高校生直木賞」(文藝春秋本社)

日 時 2019年4月28日(日)11:00~17:20
会 場 文藝春秋本社
後 援 文部科学省
賛 同 アマゾンジャパン他

 読書好きな高校生たちが今一番推したい本を選ぶ「高校生直木賞」選考会に、高校2年1組の安達凛々子さんが茨城県代表として出場しました。全国28校の代表生徒たちによる白熱の議論5時間を経て、第6回高校生直木賞は『熱帯』(森見登美彦著)が選ばれました。