茨城キリスト教学園中学校高等学校

総合的な探究の時間

茨城キリスト教学園高等学校『探究』授業の流れ

本校の「総合的な探究の時間」を紹介します。

【1年次】

目標:様々な人々との関わりから『「大人」とは?』という大きな問いに対しての自分なりのイメージを掴み、自分の進路についての方向性を考えることができる。 
(多くの大人との関わりから『「大人」とは?』の問いを探る
第1クール「保護者・身近な大人・先輩(大学生)から学ぶ」
活動



 
保護者・身近な大人にインタビュー(生き方・価値観について聞く)
上記から「大人とは?」に対する班ごとのまとめ・プレゼン発表(プレゼン練習を兼ねる)
教育実習生及び、現役大学生による大学・学部学科紹介
第2クール「大学や文理選択の知識を深める」


活動

 
茨城キリスト大学の教員による学部・学科紹介
現役大学生によるキリスト大学座談会・キャンパスツアー
茨城キリスト高校教員からの出身大学の学部・学科説明
第3クール「学校行事の中で自己の特性を活かしながら協働性を学ぶ」
活動 学園祭
クラスCM発表会
第4クール「身近な地域の大人との対話の中で人生観を養う」
活動 地元の様々な職業の方々との対話
第5クール「自分の想いをアクションに移すことで主体性・実行力を養う」
活動 「ちょこっとプロジェクト」を実施

【2年次】

目標:地域や世界に関して自分なりの課題意識(問い)を持ち、自らの特性を活かしつつ多くの人と関わりを持ちながら動き出すことができる。(具体的なアクションから『「大人」とは?』の問いを探る)
第1クール「課題探究を進めるうえで必要な『デザイン思考(共感→定義→アイデア→プロトタイプ→テスト)』を学ぶ」
活動 デザイン思考のトレーニング(お題を準備し、デザイン思考のプロセスを学ぶ)を行う。
※クラスのチームビルディングも兼ねる
第2クール「それぞれのプロジェクトを考え、PDCAサイクルを回すマインドを養う①」
活動 第1クールで学んだデザイン思考を用いて、「身近な誰かのためになること」をテーマにプロジェクトを行う。
第3クール「それぞれのプロジェクトを考え、PDCAサイクルを回すマインドを養う②」
活動 第2クールのサイクルを基に自分の視野を広げ、「地域の人のためになること」をテーマにプロジェクトを行う。
注意事項 テーマを決めるにあたって、カテゴリーを設定する。生徒はその中から一つを選び、そこから具体的な探究テーマを考える。
A:国際・ESD(持続可能な開発のための教育) B:コミュニティビジネス
C:伝承・郷土・文化 D:地域看護・地域福祉・キリスト教
E:バイオテクノロジー・スマート農業 F:エナジー・モビリティ・防災
第4クール「別言語の視点から探究活動を振り返る」
活動 英語科と国際教育部と連携して、第3クールの中間発表を英語で再構築し、改めてプレゼンする。
注意事項 英語の授業も利用して準備を行う。
オーストラリアからの留学生・教員もプレゼン作成のお手伝いをしてもらう。
第5クール「それぞれのプロジェクトを考え、PDCAサイクルを回すマインドを養う③」
活動 第3・4クールのサイクルを基にプロジェクトをまとめる。
注意事項 冬休みを利用し、アクションを起こす。
2月の公開授業を利用して中間発表を行う。※進捗状況の確認は適宜
最終発表会は3月

※その他
①学校外のコンテスト等の参加は、各カテゴリーの担当者と探究委員会委員長及び、生徒の意思確認によって決める。
②全体として目指すべき学校外のコンテストは「マイプロジェクト」(NPOカタリバ主催)とする。
③最終的なプロジェクトの校内発表会を2年生の末に行う。(予選会→代表による決勝)

【3年次】

目標:2年生までに行った活動を「活動報告書」としてまとめる中で自らの活動の言語化をし、自分の将来を切り開けるようになる。(『大人とは?』の問いに対する自分なりの答えを出す)
※進路指導部と協力して、活動報告書の書き方を学び、夏休み前までに完成させる。