晴れて茨城キリスト教学園高等学校に入学した新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。こうして皆さんの門出を祝えることをとても嬉しく思います。

　今皆さんは、結構緊張しているのではないでしょうか。これから過ごすことになるこの学園へ足を踏み入れた時、そして教室の中に入った時、「クラスの子と仲良くなれるかな」「勉強は難しいかな」「楽しい学校生活が送れるかな」と、様々な不安が押し寄せたかもしれません。でも、大丈夫です。自分の未来に目標を持ち、努力して高校受験を乗り越え、そして今ここにいる皆さんならば、実りある学園生活が送れると私は確信しています。

　これからもし、皆さんの前に高い壁が現れ、深く思い悩むことがあったなら、抱え込まずに吐き出して下さい。しかし、「吐き出す」ということは自分の弱い部分を誰かに教えることと同じだ、と感じるかもしれません。私もそう思っていました。ですが、耐え忍ぶことが100％自分の強さに繋がるということもありません。だからこそ、何かを吐き出せる相手が、いつか必ず必要になる時が訪れるでしょう。

　私は、皆さんが楽しい学園生活を送れること、そして信頼出来る「誰か」をこの学園で見つけられることを、先輩を代表して心から願っています。

　改めまして、本日は本当にご入学おめでとうございます。以上で、私からの挨拶とさせていただきます。

　三年間の中学校生活を終えてから約一か月になります。春休みの間、新たに始まる高校生活に楽しみな気持ちでいっぱいでした。この学校では、他では体験できないような魅力的なカリキュラムが展開されていると伺いました。私が一番楽しみにしているのは、英語学習です。読む力や書く力、聞く力を伸ばすのはもちろんのこと、先生方や友達と積極的にコミュニケーションをとり、会話力をしっかり向上していきたいです。

　また、これまで私がキリスト教と深く関わることはなかったのですが、本校ではキリスト教に触れるチャンスが大いにあるので、良い経験になるのではないか、と期待しています。高校での三年間を本校で過ごせることに感謝を忘れずに、一日一日を大切に生活していきたいと思います。

　そして、楽しむだけでなく、目標を作り、それに向かって努力をすることも必要だと感じています。私が立てた目標は、自分を変えることです。特に、頑張ることが苦手で楽な方に流されがちな自分を変えたいです。その理由は、自分に弱い今の私を変え、努力のできる人間に成長したいと思っているからです。

　高校での三年間は、きっと中学以上にあっという間で、すぐに大学受験が目の前に迫ってしまうと思います。時間を無駄にすることのないように、勉強などに打ち込んでいきたいと思います。また、ただ漠然と目標として定めるだけでなく、自分を変えて努力のできる人になるために何が必要なのかを考え、きちんと実践することも大切だと思います。

　私にとって必要なことは、勉強の時にしっかり集中し、濃い時間を過ごすことだと思うので、学習室などをしっかり活用しながら、勉強時間を確保していきたいです。高校の次のステップに今から備え、悔いのない生活を送っていきたいと思います。