茨城キリスト教学園中学校高等学校

中高図書館読書講演会2016

日   時 : 2016年6月20日(月) 17:00~18:20
場   所 : 中高図書館
講   師 : 栁沼壽先生 茨城キリスト教大学経営学部教授・経営学部長
演   題 : 「1.5流のダ・ヴィンチを目指して」
参 加 者 : 70名(中学生18名、高校生40名、教職員12名)


 毎年6月、中高図書委員会では中高大連携のひとつとして茨城キリスト教大学より先生をお招きし、読書講演会を開催しています。本年度は、栁沼壽先生(茨城キリスト教大学経営学部教授・経営学部長)による「1.5流のダ・ヴィンチを目指して」と題した経済学に関する貴重なご講演をいただきました。
爽やかな晴天に恵まれました。
中高図書委員役員会を中心に、当日の係分担を話し合いました。
栁沼壽先生の手掛けた貴重な翻訳書や論文を本校図書館に多数寄贈していただきました。
率先してレジュメを配布する高校図書委員。
中学図書委員長より開会の挨拶。
司会進行も大変良く出来ました。
高校図書委員書記より講師紹介。
図書委員以外にも、たくさんの中高生が集まりました。
「人が苦手なことをやる」「本物に出会う」など、心に響くお言葉をいただきました。
質疑応答「専門的な経済学の視点から取り組みを考えるきっかけになったので、とても面白かったです」
高校副委員長より花束贈呈。
高校図書委員長より謝辞「これからの学びに活かしていきたいです」
閉会の挨拶は中学副委員長。
講演後、柳沼先生を囲んで記念撮影。
「柳沼先生、ありがとうございました!」

感想(アンケートより抜粋)

【中学図書委員】
● 私にとってはまだ少し難しい話でしたが面白かったです。講演をしているときの柳沼先生の熱意が心に残りました。また、難しい話だけでなく、生徒への問いかけなどがあったので、楽しく勉強になりました。今はまだ難しいと感じていますが、この講演がきっと将来に役立つと思います。ありがとうございました。
● 偶然で人生が変わるのは、とてもすごいなと思いました。私にもこのような偶然があったらいいなと思いました。ひとつひとつの内容が深くて面白かったです。
● 本だけでなく音楽や工作もしていて、それが今に役立つようなことを聴き、趣味を大切にしようと思いました。紹介された本はどれも読んだことがありませんでしたが、ニーチェのなかに心に残る一文があると仰っていたので、自分にもそのような本に出会えるといいなと思いました。
● 名言のようなご講演を聴くことができて、うれしかったです。
● 経済学の説明がわかりやすく、難しそうだなと思っていた経済学がとても身近に感じることができました。いろいろな事を、様々な視点からみるようにしたいです。紹介された本は難しそうだったけれど、柳沼先生が中学生の頃に読まれた本に興味がわきました。

【高校図書委員】
● 柳沼先生は「やらされるのではなく、自分がやりたいことを学ぶのが大切」と言っていました。とても共感しました。『木のいのち木のこころ』と『アンティキテラ:古代ギリシャのコンピュータ』を読みたいと思いました。
● 柳沼先生の学生時代のお話が聴けて良かったです。いま、高校時代の私たちにできることへ繋がるようなヒントをたくさん得ることができました。また、「経路依存性」という新しい言葉を知ることができ、新しい考え方がふえました。柳沼先生の薦める、様々な年代・ジャンルの本にチャレンジしていきたいです。
● 柳沼先生の講演会を聴いて、人生には偶然が予想以上にたくさんあるのだなと思いました。それを受け入れることで見つけられる新しい道もあるのだと思いました。本物に出会うという話は、まだその意味が全く分からないのですが、これから見つけていきたいと思います。ニーチェが書いた「どんなに嫌なことがあっても、それは自分が望んだことだ」という言葉を聴いて、私もこれからそのように考えていきたいです。
● 高校までの教育が0だったら「左辺」は0、大学での学習をかけても0、という言葉が心に残りました。私が今やるべきことは本物に出会い、様々なことに興味を広げて、苦手なことにも挑戦することだと思います。そして、将来は学んだことをうまくつなげて、何らかのメッセージを一人でも多くの人へ発信できたらいいです(音楽もぜひ聴いてみます)。経済に関する本はあまり読んだことがないので、これから読んでみようと思います。
● 理系でありながら、文系に進むのもおかしくないのかなと思いました。『アンティキテラ:古代ギリシャのコンピュータ』はとても興味があるので、読んでみたいです。
● 本をたくさん読んで知識をたくさん持つ人は、やはり凄いなと感じました。言葉ひとつひとつに説得力があり、自分の考えをきちんと持っているので話が面白く、興味深いものとなっていて驚きました。目のつけたところのないところをじっくりと見つめていて、自分の視野は狭かったのだと感じました。新たな世界を知ることができて、とても面白かったです。紹介された本について、ぜひ読んでみようと思いました。 
● 教えてもらうのではなく学ぶ立場へ、という考えは凄いと思いました。法隆寺の大工の話で「自分よりも優秀な大工を育てなければ一人前ではない」という話に感動しました。
● 私たちの身のまわりには経済学であふれているのだと知りました。雑学がいかに大切であり、偶然と必然がいくつも重なり合って、物事が成り立っているということを初めて認識しました。これからは柳沼先生のアドバイス通り、嫌なことを楽しくする努力をしようと思います。
● なぜ自分が勉強をしているのか、多少ながら理解出来ました。ただ、大学入試のために使うのではなく、将来の土台になり、本や音楽から教養を高めることも重要だと思いました。