茨城キリスト教学園中学校高等学校

中高図書館読書講演会2014

日   時 : 2014年6月23日(水) 16:00~17:20
場   所 : 中高図書館
講   師 : 和泉涼一氏(茨城キリスト教大学文学部教授)
演   題 : 「書物とフランスと大学」
参 加 者 : 70名(中学14名、高校48名、教職員8名)

プログラム

開会の挨拶
講師紹介
和泉涼一先生講演
花束贈呈
謝辞
閉会の挨拶
アンケート記入
茨城キリスト教大学文学部教授和泉涼一先生をお招きし、読書講演会「書物とフランスと大学」が開催されました。和泉先生の愛読書や映画をたくさん紹介していただいたほか、「図書館は思想の自由の最後の砦であり、書物と図書館、そして図書館の恋人である大学は人間本来の思考と感性の自由を保障する唯一の制度だ」という和泉先生の言葉が私たち図書委員の心に深く響きました。

<レジュメより>
1 貧乏だった(今でも貧乏だけど)ボクの初めての本
2 みんなに読んでもらいたい本
3 文明とは書物のこと、しかし書物の命ははかなく、ときに人の命も奪う
4 図書館は「世界の記憶」にして「文明の灯台」
5 図書館の恋人は大学、その大学の元祖はパリ大学(ボローニャの方が古いけど)。
当日の司会進行について、中高図書委員役員会で話し合いました。
和泉先生の著書(本校図書館所蔵)にサインをいただきました。
大きなスクリーンに書物や映画が次々と映し出されます。
たくさんの人が集まりました。
大学時代、和泉先生の思い出の一冊。
大学生を引率して渡仏したときの写真も見せていただきました。
感謝の気持ちを込めて、花束贈呈。
和泉先生を囲んで記念撮影。
講演会に合わせた企画展示が行われました。

感想(アンケートより抜粋)

●とても面白かった。特に、図書館の話がわくわくした。続きがもっと聴きたかったです。紹介された作品は少し悲しかったけれど、興味深かった。(高校男子)
●パリの国立図書館は『世界の夢の図書館』というのを観て興味をもっていましたが、この講演会を聴いて、本気で行ってみたいと思いました。(高校男子)
●ただ本を紹介するだけでなく、様々な分野にわけての講演で、とても興味深く聴くことができました。『華氏451度』を読んでみたいです。(高校男子)
●図書館についての歴史が詳しく分かり、それぞれの時代の想いが伝わってきた。本の大切さが自分にも感じられた。(高校男子)
●本を燃やすのはあり得ない。いろいろな国の本にまつわる話が聴けて面白かった。井上靖の『天平の甍』の海に飛び込めるほどの熱意が凄かった。(高校男子)
●書物のなくなった世界を想像したら、とても辛かったです。改めて本の大切さを思いました。いろいろな図書館を行ってみたいです。椎名誠の『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』は活字中毒にはピッタリな話らしいので読んでみたいと思いました。(高校女子)
●大学の話がとても興味深かったです。話がとても面白く、ためになりました。また、写真や映像を使って説明してくれたので、とても分かりやすかったです。『二十四の瞳』や『家なき子』を読んだことがなかったので、ぜひ読んでみたい。(中学女子)
●「考えることと感じることを保証する唯一の制度が書物・図書館・大学である」ということばが大変心に残りました!図書館と本を大切にしていきたいと思います。(男性教員)
●本好きにはたまらない、これぞまさに大学教授という素晴らしいご講演でした。パリでの研究生活も、凡人には自慢話になってしまうところだが、押しつけがましくならずに好感が持てました。(男性教員)