2020年10月三鈷室山下見
例年大会の舞台となる常陸太田市里見にある三鈷室山へ下見を兼ねての練習登山を実施しました。あまり人気のある山ではないのに加えて、コロナの影響で他校の登山部も今年はまだ練習に入っていない様子だったので、道はとても険しかった。1・2年生の男女20人+顧問の先生2人で予定していた時間よりも少し早く、無事に登って帰ってきました。今年は残念ながら大会は開催されませんでしたが、来年に向けて志高く目標を持って上ることができた一日となりました。
部長が読図ポイントの解説をしています。山は木々が伐採されたりすると全く景色が変わってしまいます。その場所の「地形」を読み取ることが重要とのこと。朝日が木々の間から差し込み、幻想的な光景だったので撮影。
一枚目の写真の読図ポイントのすぐ後に登場する最初の難関。朝早くだったのでまだ露で濡れていました。ここで滑ると下の小川へ落ちて出発早々びしょ濡れになってしまう。一人ずつ気を付けて渡ります。見ているこっちもドキドキです。
無事に全員橋を渡り終えた後の一枚。ほっと安心するのも束の間、これから伐採が進んでいない道に入っていくとのことでみんなで手袋を着用しています。この後は山アジサイと棘がある植物が混在しているエキサイティングな登山道を通ります。
草が生い茂る険しい藪道を抜けると小さな川へ出る。小川沿いを歩くコースは今まであまりなかった。お魚は見つけられませんでしたね。
小川沿いに歩いていくと舗装道路に出ます。みんなまだまだ元気です。さあこれからが本番、と言う時の一枚。
いよいよ三鈷室山へ。その前に小休憩。道路脇でザックダウン。雑談する人、軽食を食べる人、本を読む人、さまざまです。この後の登りがこの日の最大の山場で、それぞれ荷重を背負ってハイペースで登っていきました。
「イテテテ!」と棘のある植物と格闘しながら進んだ先にはラブリーな生き物が。田んぼ道の横でヒキガエルを発見。すぐ横を通るのにも関わらず微動だにせず。自然豊かなところに来たことを再確認。
登り口の坂を超えた後は比較的平坦な道が続きます。途中から茨城県と福島県の県境を歩く。写真にはありませんが、ちょうど土が盛り上がっているところが県境らしく、植えられている樹木も針葉樹と広葉樹という違いがありました。 その後三鈷室山の山頂に到着。眺めはいいです。雨雲がすぐ近くにあるのが分かり、早めに下山することに。
下山途中、山頂付近でアケビを発見。こんなに密集して実がついているところは初めて見ました。食べごろなのか、紫色に色づいて割れています。おいしそうですねえ。 この後七反の急な坂を下ります。
急な坂をひたすら下っていると、どこからともなく水の音が。ゴール地点手前は谷になっており、前日が雨だったので小さな川ができていました。近くをあるっているときに沢ガニを見つけ観察。水がきれいな証拠ですかね。 無事にゴール地点の公民館へ到着。着くころにはみんなへとへとでしたが何とか無事に登り切りましたね。登山靴に付いた泥と植物の種が頑張った証拠です。