今日の戯言 by maa

基本的にただの独り言です。有益な情報を求めてはいけませんw



2013年07月05日 蒸し暑い小雨の日 この日を編集

_ 大学PC 夏の計画停電およびネットワーク停止日

以下の日程で、いろいろと定期点検、機器更新作業が入るため、その間「今日の戯言」もお休みします。


 8/11  学内ネットワーク停止のため 
 8/18  情報センター計画停電のため 
 8/25  学内計画停電のため 

2018年07月05日 曇りがちで久しぶりに涼しい日 この日を編集

_ TeXPC $\LaTeX$ の2段組みでいろいろあった件

数式や図表がたくさん出てくる論文を書くには、残念ながら Word では面倒な数式エディタを使ったり図表をトップやボトムに正しくレイアウトすることにただただ疲弊してしまう。なんだかんだいっても $\LaTeX$ が一番書きやすい。

ところでうちの紀要の論文フォーマットを見ると、なんか1段組みでも2段組でもいいみたいだし、どうやら好き勝手に書いていいみたい。そこで書き慣れた2段組みで書いたのはいいけど、最後のページは2段そろえて終わらせて、さらにその下部に1段組みで英文でタイトル・著者名・要旨を入れないといけないらしい。

残念ながら$\LaTeX$標準では2段組みの文書の最終ページを左右そろえて終わってくれない。そこで調べてみると flushend というマクロがあるみたいなので使ってみた。使い方は簡単でマクロを読み込んでおくだけ。

\documentclass[a4paper,twocolumn]{jsarticle}
\usepackage{flushend}
...
\begin{document}
\maketitle
...
\end{document}

ところが、2段そろえて終わるだけならこれでいのだけれど、この後に1段を入れることはできなさそう。

そこでさらに調べてみると balance というマクロがあった。使い方はマクロを読み込んで、どっかに \balance と書いておけば良いだけなんだけど、書く場所によって組版が変わってしまう。今回は最後のセクション終わりと参考文献の間に入れるのが丁度良かった。

\documentclass[a4paper,twocolumn]{jsarticle}
\usepackage{balance}
...
\begin{document}
\maketitle
...
\begin{section}
...
\end{section}
\balance
\begin{thebibliography}{9}
...
\end{thebibliography}

\leavevmode\hfill\smash{\raisebox{-4\baselineskip}{\llap{%%
\begin{minipage}[t]{\textwidth}
一段組の文章
\end{minipage}
}}}%%
\end{document}

2段組み後の1段組みはちょっと工夫をして minipage 環境を入れることで実現できた。

ちなみに、リンク先から落とせるマクロには Style ファイルは含まれていないので、README の中に書いてある通り、balance.sty を作るには

latex balance.ins

と $\LaTeX$ にかけることで balance.sty が生成される。