今日の戯言 by maa

基本的にただの独り言です。有益な情報を求めてはいけませんw



2025年03月31日 最高気温7度の日 [長年日記]

_ PC雑談写真 PC のリサイクル

組み立て起動確認編

学内でよく使う駐車場わきに粗大ごみ置き場があって、この時期は PC がよく廃棄されるのでゴミ漁りリサイクルできるものはないかと眺めてみると1台の PC が目に入った。埃まみれだが i5 のラベルが貼ってある。研究室の最古 PC は 32bit の Pentium4 なので、それに比べれば十分新しい。そこでとりあえず筐体を開けて(PC 分解用のドライバーはいつもカバンに入っている)みると、これまた随分使い込まれているのか埃がびっしりついている。マザーボードMicroATX でなにやらショボそうなグラボが刺さっていた。さすがに CPU の世代は CPU クーラーを取り外すか、起動して BIOS でも見ないとわからない。ちょっと悩んだが、マザーボードと電源を取り外して持っていくことにした。

とりあえずエアダスターで一通り埃を飛ばしてから、パーツのストックを物色し、メモリ2枚 8GB と Windows10 がインストールされている 1TB の HDD 、筐体がないので起動用の電源スイッチなどをかき集めてマザーボードむき出しのまま適当につなげて電源を入れて BIOS を確認してみた。

とりあえずデバイスは全部認識されているようなので使えそう、メモリも Dual Channel で動いている。残念ながら CPU は思ったより古い第2世代の i5 だった。一通り BIOS のシステムチェックを行ってから、HDD から起動させると Windows がちゃんと起動した。デバイスマネージャーでも問題なさそう。

続いて BIOS のアップデートが出てないか調べるとあるようだ。現在の BIOS 画面は文字ベースの質素で古めかしいものだったが、最新のにすると GUI ベースの今どきっぽい画面に変わるようだった。んっ?ということは UEFI ベースですね。世代的にはそのはずだが、BIOS が文字ベースだったので旧 BIOS PC だと錯覚していたようだ。早速ダウンロードしてアップデートするとちゃっと GUI に変わっていた。つづく...

組み換え Debian インストール編

Windows11 がサポートしない古い PC にあえて Windows を入れる意味はない。Windows10 を起動させたのはあくまで動作確認と BIOS アップデート(アップデートソフトは大概 Windows 用しかない)のためだ。最初から狙うのは Linux サーバーの予備機だ。現在の予備機は去年まで現役メインサーバーだったとはいえ Core2Quad という i7 でも i5 でもない Core2 世代、拾ってきたのが i5 の第2世代なので、いうなれば i7 の第0世代といったところか?しかし、今回は MicroATX でなにやらコンパクトなのがいいし、定石の HDD 2台つっこんで RAID1 というのもなんなので、ストレージは USB メモリとかなんか不揮発メモリですっきりさせたくなった。幸い USB3 タイプA が付いているみたいだし。

残念ながら USB3 はチップセット外の別チップで起動ドライブとはならないようだった。USB2 起動ではメインストレージとしては残念過ぎるほど遅いので問題外なので、あとは SATA につないだ SSD しかない。64GB の SSD があるにはあるが、これまた Windows11 のライセンス維持のために古い PC にメインストレージとして使っている状態。仕方ない、面倒だけどこの SSD をあえて普通とは逆の HDD へ換装して持ってくることにした。しかし、64GB だと Linux 自体のインストールは問題ないが、Web サーバーやファイルサーバーとしてのデータストレージとしては容量が全然足りない。あっ、そういえば 256GB の NVMe があるな...

こうなれば完全ドミノ倒し状態。メインの Windows PC に載っていた 256GB の NVMe がそろそろ辛くなってきていたので、予算が使えるうちにと 1TB の NVMe換装作業に使うための PCIe 接続の NVMe 増設カードを買ってあったのだ。勢いで 256GB から 1TB に換装して余った 256GB の NVMe を PCIe 2.0x1 接続(本来は PCIe 3.0x4 対応だがマザーボードが古いので無理)して、/var と /home にマウントすることにした。

こうして無事、SSD + NVMe ストレージの体感的に十分高速なサーバーが組みあがった。Linux(Debian) のインストールレポートは割愛する。

せっかくだからカッコ可愛い筐体が欲しい編

パーツむき出しで机の上に乱雑に置かれている状態で起動しているのを見ているのはなんだかうれしいのだが、このままというわけにはいかないので、MicroATX のとにかくコンパクトな筐体(ケース)をネットで探してみると安くてよさげなものを見つけた。しかし3月はもう予算も使えないし、中身は完全リサイクル PC でもあるので、ここは私費で買ってしまおう。ということでなかなか良いものができた。今どきのケースはガラス張りで中身が見える。マー〇ルチョコのところは、本来はアニメキャラやネギをもって歌う少女の画像を貼るのが正しい?ようだが、幸いにもそうゆう趣味はないので無難にポップな感じに仕立てておいた。あの裏側は無粋な電源部分のごちゃごちゃしたケーブルが押し込められている部分なので目隠しにガラスの内側からカラープリンタで印刷した写真を張り付けてある。最後の仕上げとして、ドミノ倒しで古参の Pentium4 PC を廃棄した。

よみがえった PC