今日の戯言 by maa
基本的にただの独り言です。有益な情報を求めてはいけませんw
基本的にただの独り言です。有益な情報を求めてはいけませんw
文系の大学での情報処理の演習って何をすべきなんだろうか。ある文系の教授殿が「(Word や Excel は)スキルで学問なんかじゃないんだから」と、いらないようなことをおっしゃられた。演習を担当している私としては、もちろん本来ほとんどスキルなんだが、「今時の文系の学生に対してだとスキルの部分は一部に過ぎないんだよなぁ~」と思いつつ、黙っていわせておいたよ。
実際には、数理的、論理的な思考を司っている部分の頭を使って鍛えてもらういい機会だと思うんだよ。正直、この手の理解力や思考力に欠けてるなぁ...と思われる学生が相当数いらっしゃる。Word で段落末ではなく各行末で毎回改行する者や、Excel を前にして電卓をたたく強者もいる。「パソコン使っててこんな面倒なこと!と思ったらそのやりかたは間違ってるから!」と必ず説いて回っているくらいだ。そもそもパソコンってものがわかっていない方が多い。
Excel で本格的に統計処理をやってもいいが、だいたいスキルがなければできないし、さらにそもそも、統計学の講義を受講する学生がどれだけいるというんだ。では C 言語でプログラミングでも教えるか?私は楽しいが誰も受けないよ。興味だけで受けられても C言語はそんな簡単に理解できないだろうし、プログラムを組む、アルゴリズムを創造するとなると、それはもろに数理的、論理的思考能力が要求される。データベースでもやるか?いやいやデータベースなんて関係データモデルとはなんぞやとか集合論とか、いわゆるデータベース論なんかをある程度わかっていないとテーブルも設計できないし。
まぁ結局、スキルといってもスキルだけを教えているわけじゃないんだよ。Word では日本語も教えるし、レポートの書き方の常識も教える。Excel では複利計算の仕方も説明しないといけないし、ヒストグラムを書かせるには統計の基本と度数分布表の作成もちゃんと教えないといけない。他の講義では教えてくれないことを教えてもいるんだよ。