本校は「人のため、日本のため、世界のため」に貢献出来る「心豊かで実力のある自立した国際人」の育成を、21世紀の教育目標として掲げました。この目標実現を目指す教育活動を、より確実に、より力強く推進いていくための教育システムが「完全中高一貫6年制教育」です。
中・高校生の時期は、心身の発達における個人差が著しい時期です。この時期には、生徒を十分に観察・評価し、一人ひとりが持つ個性や自主性を引き出して、伸ばしていくことが重要です。
何より生徒たち自らが、「なぜ」と問題意識を持ち、その解決に主体的に取り組むことが大切なことです。モチベーションを得た生徒たちは、個々の知的好奇心に基づき主体的な学習活動を展開し、将来の職業選択をも視野に入れた専門性の獲得へと発展させていきます。5年次には自分の進路に沿った研究テーマを選択し「個人課題研究論文」を作成します。そして一人ひとりがそれぞれの希望進路をたくましく実現していくのです。
1・2年次を基礎段階とします。「基礎学力・探究心養成課程」です。基礎・基本の定着を徹底して図るときで、自己の知的好奇心に基づき、物事の本質を見きわめていこうとする探究心を養成します。
3・4年次を充実段階とします。「実力・思考力養成課程」です。1人ひとりの到達度を確認しながら実力をつけるときで、問題解決能力を高めるための総合的な思考力を養成します。
5・6年次を発展段階とします。「応用力・実践力養成課程」です。身につけた知識を総合し応用力をつけるときで、国際的視野の中で自分の考えを深め主体的に自己の実現を図る実践力を養成します。
学校は第一に学力形成をするところです。前途ある子供たちにはたくさんの知識を得るために貪欲に学んでいただきたい。子供は元来、知的好奇心が旺盛なものです。学習内容をむやみに削減したりしては、すくすくと伸びていくはずの芽を摘みとってしまうことになりかねません。
中高一貫教育の利点は、6年間を見通した総合的なカリキュラム編成により、学習内容の中断や重複などの無駄を省き、精選された内容を体系的に学習できることです。本校では2学期制を導入し、更に土曜日にも授業を行っています。第2・4土曜日は自宅学習となりますが、平日に7時間授業を行って振り替えています。こうして十分な学習時間を確保しているので、ゆとりを持って学習が進められるのです。
習熟度別授業(英語・数学)、パソコンを利用した授業、補習、長期休業中の課外講習、到達度を確認するための校外実力試験(年4回実施)、読書指導、英語検定試験や漢字検定試験にも積極的に取り組むなど充実した学習指導を実践しています。
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多様な課外学習
本校では日々の授業が最も大切な学習活動であると考えていますが、学習活動に到達していない生徒に対しては基礎力養成講習を実施して、基礎学力の定着を図ります。また、夏期休業中には全員参加の学習会を実施して、基礎学力の定着と学習習慣の確立を図ります。主な課外学習は以下のようなものがあります。

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