ひたちサンドアートフェスティバル   本文へジャンプ
このページでは,日立市の若者たちが取り組む夏の海のイベント
「ひたちサンドアートフェスティバルin 河原子」を紹介します。

ひたちサンドアートフェスティバルは,河原子海岸の活性化と街の新しいイベントづくりを目指して2008年に始まった,夏の海の祭りです。河原子海岸は日立市中部に位置し,環境省による「日本の快水浴百選」にも選ばれた美しい砂浜海岸です。周辺の工業化が進む以前(明治〜大正期)には,神奈川の湘南に並ぶ美しい海岸として,著名な文化人が河原子に足しげく通っていた記録も残っています。谷崎潤一郎も小説『青春物語』のなかで,同海岸を優れた海水浴場・保養地として描いています。

しかし,現在の河原子海岸は,夏のレジャーの多様化や人口の少子化,高速道路インターチェンジの開通に伴いう競合海岸のアクセス向上などの影響を受け,年々観光客が減少しています。こうしたなか,2008年に行政主体で河原子海岸の活用とイベントづくり(海のチャレンジフェスティバルin 河原子)が始まりました。2010年からは日立青年会議所が音頭を取り,地域住民の手で「ひたちサンドアートフェスティバルin 河原子」を企画・運営しています。サンドアートは年々盛大に,かつ面白いイベントに成長しています。

ひたちサンドアートフェスティバルは,地元の若者たちが主体となって進めている地域活性化事業です。茨城キリスト教大学(岩間ゼミなど)も,率先して参加しています。こうした企画を通して,若者にとって魅力のある街日立が実現することを願っています。